全回は、ここの前まで来たけど、
休館日であきらめて帰ったケ・ブランリー美術館/Musee du Quai Branlyに、
もう一度出直しです。
この日は午前中で授業が終わる夫とここの庭で待ち合わせをしました。
造られた庭ではあるものの、できるだけ自然な感じの植栽を心がけているようで、
そのあたりは先日行ったカルティエ財団にも繋がるものがあります。
そう、これも(以前ご紹介した)カルティエ財団、アラブ世界研究所を設計したジャン・ヌーベルの設計です。
今のフランスは、ほとんどジャン・ヌーベルの一人勝ち。
大きな恵まれた仕事はほとんど彼が独占しているような感じ。
斬新で切れ味鋭いので、必ず話題をさらってくれるのも指示される理由の一つでしょう。
しかも、見ようによっては重苦しくも見える石の建造物に満ちあふれたパリにとっては、
ガラスを多用し造形豊かで緑溢れる彼の作品が混じることでコントラストが出来、町そのものも軽やかに見えるように感じられます。
こうやって、本質を変えず、少しずつ新陳代謝していることが、常に世界中から憧れられる都市の座をキープし続ける秘訣かな・・なんて思ったりします。