3月うさぎ

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言葉の川@ケ・ブランリー美術館<パリ・レポート85>
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建物に入ってから、展示室の入口まで少し歩かなくてはならないのですが、
そのあいだこの言葉の川/the RIVERがずっと誘導してくれます。
写真ではお伝えしにくいですが、まるで生物のような動き方をするので、
なんか不思議な感じ。

これがもし黒だったら「となりのトトロ」のまっくろくろすけみたいかも。
フランス旅行8
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コレクション@ケ・ブランリー美術館<パリ・レポート86>
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2012.6.6(Wed)

アフリカ、アジア、アメリカ、オセアニア・・
つまりヨーロッパ以外の民族にによる民芸品、美術品の作品群が展示されている。
コレクションは彫刻、装飾品、衣服、楽器など30万点におよぶという。

日本だと、民俗学博物館に入るような展示品たちだが、ケ・ブランリーではそれを美術品という視点でスポットを当てているのが新鮮。
展示や照明も凝っているので、なおさら一つ一つの作品のクオリティーの高さに見とれてしまう。カメラOKも有り難い。

裏話しとしては、その分類の仕方、境界の決め方などでいまだに議論が止まらないらしいが、
もうちょっと俯瞰の目で見ればいいのにな、と思う。どれも地球の財産なのだから。

今更、ルーブルでもオルセーでもポンピドーでもないパリッ子たちにとって、今注目の美術館と言えば、ケ・ブランリーなのかも。
フランス旅行8
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フランス国立図書館<パリ・レポート87>
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ケ・ブランリー美術館は、パリ左岸の西。
同じ左岸をず〜〜っと、東に移動したところにあるフランス国立図書館/Bibliotheque National de la France

1994年、ミッテラン大統領のグラン・プロジェの一環で建設されました。

全世界から244点の応募があった設計競技で、このドミニク・ペローの提案が一等案に選ばれました。
本を垂直に開いて四つの角に立てたような配置で、そのL字のタワーが、地下に埋没した中庭(既存の緑)を四方から囲むようになっています。

中庭の眺めと自然採光に最適な閲覧室を低層部に置き、書庫と事務室を上の階に持ち上げた計画が画期的と評判を呼んだそうです。

私は、階段やL字タワーをつなぐ水平の面が木のデッキになっているのがいいと思いました。
椅子等がなくてもそこがそのまま腰をかけてお茶を飲んだり、友達と語らったり・・という広場代わりに使われていう感じが自然に見えたので。

しかも、このデッキの下が自然の森になっているとは、ちょっと想像がつかないでしょう?
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日本映画@フランス国立図書館<パリ・レポート88>
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フランス国立図書館の内部です。

ここで、ナゼカ日本映画に関する本が展示されていました。
小津安次郎や黒澤明等の映画が並んでいました。
今や、北野武もこの並びなんですね。。
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パンテオン<パリ・レポート89>
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もともとは、サント・ジュヌヴィエーヴの聖堂として1755年に着工したが、
1792年の完成後は革命政権により偉人廟(パンテオン)/Pantheonとされたのだそう。

スフロによるもともとの設計は、円柱だけで巨大なドームを支えるという案だったらしいが、さすがに郷土不足ということで、設計変更になったとのこと。
ちょっと残念な気はするけど、でもたしかに無理そうだね f^^;
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傘<パリ・レポート90>
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2012.6.7(Thu)

一日中降る雨はないものの、
このところ一日に一回はパラつく。

上がって青空が見えたと思っても、
またザッと来ることもあるので油断できない。



初めてフランスに来た時、印象的だったことの一つが、
雨が降っても人々がまったく傘をささないことだった。

濡れて歩くにしてはちょっとキツクない?と思うような時ですら、
だ〜れも傘をささなくて・・・
これはさしたくないのか、あるいは傘を持っていないのか・・・
本当のところを知りたい!と思った程。

ま、乾燥の速度が日本とは違いますからね〜
すこしくらい濡れても、またたくあいだに乾くというあたりはたしかに違う。

むかしより少しはいるけど、相変わらずこの街にあまり傘は普及していないように思う。


とか言いつつ、傘は持っていたし、雨もたびたび降ったけど、
そういえば私もフランス滞在中一度も傘をささなかったかもしれない。。

本当にいよいよ困ったら、柱の蔭からこんなふうに赤い傘をすっとさしかけてもらえたら、
一番いいんだけどね。(赤じゃなくてもいいか・・)











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にゅうめん<パリ・レポート91>
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、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、

この日は朝から雨模様、、

昼頃になってようやく止んだ!と思って、
うっかり傘も持たず外出したら当然の大雨!!!

逃げ込む場所も見つからず、びしょ濡れになってしまったので、
一度アパートに戻って出直すことに。。

雨に濡れて、温かいスープものが食べたくなったので、自分でにゅうめん作ってみた。
(日本から素麺は持ってきていたので)
ただのにゅうめんが異様に美味しく思える。

温かい麺類を、いつでも食べられる環境でいたいよね、
って、この時すご〜く思った。

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オルセー美術館<パリ・レポート92>
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どうも、お天気が不安定。

木曜日はせっかくオルセー美術館が夜までやっている日だし、
アパートからオルセーまでは歩いて5分とかからないので、屋根のある美術館でゆっくり過ごすことにしました。

オルセーは、過去に2度来たことがあると思うので(相当前だけど・・)、たぶん今回で3度目。
でも、今回はかなり大幅に美術館内の構成が変わっている気がする。
昔は1階が印象派だったけど、今は5階に大移動。
しかも、壁面の色を白っぽい色から黒っぽい色に作り替えたとかTVで紹介してたっけ。

久しぶりに観ると、いろいろと感想が変わっているものですね。
(だから、一度観ればもういいってもんじゃないよね。絵も映画も本も、そして町も。)
しかし、サスガに宝の山。
そして、何よりカンドーは美術館そのもの。
あのドーム空間の大きさ、豊かさ、そして窓からの眺望。
世に美術館多しと言えども、ここまでのクオリティーとスケールを兼ね備えたものはそうはないものね。。
(展示室は撮影させてもらえないけど、、)

オルセー駅だった頃から、美術館のような駅だと言われていた・・というのもうなずける。
オルセー駅になる前は、オルセー宮殿だったとか。(たしかにパリの一等地だもんね。)

オルセー美術館/Musee d'Orsay
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ゴミの収集車<パリ・レポート93>
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2012.9.8(Fri)

パリの町のゴミの収集車。

一番背の高いグレーのトラックがそれ。

で、わかるかな?
パリの収集車は、ゴミ箱(緑色の箱!)をひっかけてグーンと高い所まで持ち上げて自動で中のゴミを車の中に吐き出すシステム。(たしか、マドリッドもそうだった。ヨーロッパは多いのかな?)
なかなかダイナミックで見ていて楽しいのだけれど、なんか時間はかかってる、、

そんなわけで、後ろはどんどん渋滞して、叫んでるおじさんまで現れる。

う〜ん、、こりゃ〜なかなか大変、、、


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モンパルナス・タワー<パリ・レポート94>
3月うさぎ
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モンパルナス・タワー/Tour Montparnasseと呼ばれているものの、
本当のところはただの59階建ての高層ビル。

なのに、なんであんなつまんないタワー(塔)を建てたんだ!などと避難されているらしい。
ちょっと可哀想な気もするけど、高層の建物を造るということは、タワーであってもなくても、いつも視覚に入るという意味では、もうちょっと慎重でなくてはならないということなのかもしれない。

昔、モンパルナスと言えば、芸術家たちが集う町で有名だったのに、モンパルナス再開発の波で一気にオフィス化され、1972年にこのビルも誕生している。

屋上階には外に出られるらしい。
ビルの見た目は平凡でも、たぶん眺めは平凡ではないと思われるので、上ってみるのも悪くはないかもしれない。
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モンパルナス美術館<パリ・レポート95>
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エコール・ド・パリの時代のパリがわずかに偲ばれるのいうモンパルナス美術館/Musee du Montparnasseを訪れてみた。
再開発で新市街的町並みになってしまったモンパルナスもここの一角だけは緑に溢れ、20世紀初頭のままの空気感が漂っている。

ここは昔ロシア人のマリー・ヴァシリエスという画家のアトリエで、第一次世界大戦の時、彼女は自分の私財を投じて、ここに食堂を作り、安いメニューで貧乏画家たちの生活をサポートしたとのこと。

当時のモンパルナスの面々と言えばスゴイ。
時代は前後するものの、ピカソ、モディリアーニ、シャガール、レジェ、ルソー、マティス、キスリング、バスキン、ブランクーシ、そして、日本の藤田嗣治、佐伯祐三等・・・

まさにベル・エポック(美しき時代)。
魔法がかかったようなその時代、モンパルナスは間違いなく芸術の花開く舞台だったのだ。
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インド料理店のランチ<パリ・レポート96>
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そろそろ、本気でフレンチ・サンドイッチにも飽きて来たので、
モンパルナスでは、インド料理店のランチなんぞ食べてみた。

フランス語のメニューもある程度なら読めるようになってきた・・つもりだったのに、
黒板に書いてあった定食は想像したものとはだいぶ違っていた、、、^^;
でも、ま、久々のスパイス料理だったから気分が変わって悪くはなかったけど、
ライスに腰がないのが、ちょっと、、ね。

あと、この後出て来たコーヒーはまずかったな〜、、
な〜んか麦茶みたいに薄くって。
(一応、setのドリンクだったんだけど,,,)



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ナヴィゴ<パリ・レポート97>
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パリには、スイカやイコカみたいな、ナヴィゴ/Navigoという定期券パスがあって、
決められた区間内なら、国鉄でも地下鉄でもバスでも乗り放題。

しかも、面白いなあと思うのは、電動自転車もそのパスさえあれば乗れちゃうみたいなのだ。

駅や主だった施設のそばには必ずこんな風に自転車が並んでいて、パスをピッとかざせば、
鍵が外れて乗れる仕組みになっている。
駅から駅の時はいいけど、駅から家やオフィスに行くときは、しばらく借りていてもいいのだろうか?その辺の細かなところは判らないのだけれど。。

でも、みんな便利そうによく利用している。

夫もパリでは通勤にこのナヴィゴのパスを作っていた。
顔写真を貼布しなくてはならないのはちょっと面倒くさいけど、一度作ったら半永久的にチャージさえすれば使えるらしいから便利そう。
一週間くらいから作れるらしい。
短期滞在される方には何かとお得なパスですよ!
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バケット<パリ・レポート98>
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パリ滞在中、基本的に朝食はアパートで自炊していました。

そんなわけで、このバケット(いわゆるフランスパン)には、大変お世話になりました。


ただ、夫が出勤する時間には、まだ近所のパン屋さんは開いていないので、
どうしても前日に買っておかなくてはならないことになります。
(昔、スペインに住んでいた時には、毎朝パンを買いに行ってたんですけどね〜)

どちらかと言うと、パンとジュースは夫が仕事帰りに買って来てくれる日の方が多かったので、大学のそばでバケットを買うとその後電車の乗るので、毎回この袋からちょこっと出る部分の処理に困る・・・という話しをし始めたのは彼の方でした。
(でも、最寄り駅に着いてしまうと、家に帰るルートにパン屋さんはない。)

フランスのバケットを入れる袋はいつもこんな風に長さが足りない!→
それでカバンに全部入れられない。→そのまま電車に乗るのは不衛生!

この悩みが気になり始めて、ではみんなはどうしているんだろう?と他の人に目をやると、
おもしろいくらいみんなこの出ている部分を歩きながらムシャムシャムシャと食べてしまって、袋に入っているところまでにして、それからカバンに入れていた・・と言うのです。

このシーンは私も何度も目にしました。
ハイヒールのOLも、スーツのムシュも、エレガントなマダムも、みんなみんなこのバケットの先を食べながら歩くのです。ちょっと笑えるシーンです。
(マナー的には大丈夫なんだろうか?)

それを確認してからは、夫が買ってくるバケットはいつも出ている分はすでにかじられているようになっていました。
もっと短いサイズのも売っていることもありますが、そうまでしてでもやっぱり長いサイズが買いたくなるのがこのバケット。

この日は私がバケットを買いましたが、この後私もしきたりにならって(??)出ている部分いただかせていただきました。

Oh! 焼きたてバゲットのなんと美味しいことよ!!!


(、、、なんか、どうでもいいレポートばっかり書いてますね。私、、)







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タイル張りのアパート<パリ.レポート99>
3月うさぎ
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ヴァヴァン通りのアパート/Immeuble Rue Vivan

階段状に各階ごとに後退させて上部の階にも植栽が植えられているのが特徴。
1914に建てられた都市労働者向けの集合住宅。

オスマンの都市改造以後、法律の規制は守りつつも、少しずつ、より個性的で豊かな住環境を目指すべくソヴァージュの思想が実現するようになっていく。
歴史的なモチーフを一切使わず、セラミックタイルを使って、軽快な表情を可能にし、
次世代の建築にも大きな影響を与えたと言われている。

言われてみれば、タイルのアパートなんて、その後スタンダードになったくらいだものね〜
こんな小さなアパートがその走りだったとは☆

ちなみにヴィヴァン通りは、ピカソやヘミングウェイ、ヘンリミラーらが集ったことで有名なカフェやレストランが並ぶ場所。
新しいモノが生み出される空気がこの辺りには漂っていたのでしょう。
今もその活気は健在です。

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カフェオレ・ボウル<パリ・レポート100>
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パリに行ったら、
アンティークのカフェオレ・ボウル/Cafe au lait bowlで気に入ったものをみつけたいな〜と思ってチラチラ見ていたいたのですが、案外いいお値段するし、いざとなったらまだまだ他にもあるような気がして結局購入出来ないまま帰ってきました。

クリニャンクールの蚤の市ものぞいてみたかったのですが、曜日がうまく合わず今回はかなわなかったので、もし次回があればぜひじっくりコレというカフェオレ・カップを手に入れたいところ。

フランス人は最初はこのボウルにスープを入れていたけれど、それが徐々にコーヒーを入れるように変化したらしく、当初はパンはコーヒーにつけて食べるもの!だったので、こんな風に大きくて取っ手がないのだと聞いたことがあります。

家の中の他の食器はみんなと共通なのに、カフェオレ・ボウルだけは、myボウルが決まっているのだとか。

いいな。私もmyボウル欲しい!
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コルビジェのアパルトマン<パリ・レポート101>
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2012.6.9(Sat)

パリの閑静な住宅地パッシー地区にある
建築家ル・コルビジェが住んでいたアパルトマン/Appartement de Le Corbusier。

建物そのものも、近代的な造り。

ここの最上階の7階および屋上がコルビジェの自邸です。

アパートの住人らしきおばさんが、いかにも7階に用事ね、という感じで、6階まではエレベーターで行ったら?その後、もう一階分は階段だけどね、と教えてくれた。

今は、土曜日しか見学させてもらえないので、この日に合わせて訪れた。
(つまり、旅行期間が土曜日と重なっていない人は訪問が不可能ということになりますねえ、、)部屋に着くと、デーブ・スペクターがちょっとふっくらした感じの係員さんのまさかの日本語対応。(あの顔は、日本語と相性がいい?)

このアパルトマンは、土曜日しか見学出来ません。

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ドローイング<パリ・レポート102>
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コルビジェのドローイング。

どことなくビカソを思い出すのは私だけではないはず。

同じ時代にピカソがいたから、コルビジェは建築に転向した・・という話しもありますものね。(でも、絵を描くことを止めはしなかったと思いますが。。)

たしかに、ピカソやブラックが同世代の作家じゃなければ、コルビジェは画家としてももっともっと大成する事ができたのかもしれません。

純粋絵画というよりは、デザインの領域と完全に重なっていますけどね。

絵を描くように建築を造る・・


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コルビジェのアトリエ<パリ・レポート103>
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コルビジェのアトリエ。

ハイサイドライトから、一筋の感動的な光が差し込む。


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ル・コルビジェは、このイーゼルの奥の石の壁をいたく気に入っていたのだそうです。

我が家にある彼のビデオの中で在りし日のコルビジェがインタヴューを受けていたのはこのアトリエ/atelierだったんだな〜とあらためて思います。

コルビジェはフランス人ではなくスイス人。
時計職人の父とピアノ教師の母のあいだに生まれています。

いまや、スイスの紙幣にコルビジェが使われるほど、スイスが世界に誇る有名人の一人になりました。
ただし、皮肉なことに、コルビジェの活躍のほとんどはフランスが舞台になっています。
ご本人にとって母国とはどういう存在だったのか少し気になるますが、フランスがパリが彼の才能を開花させ、存分に発揮させてくれたことは間違いない事実ですものね。
スイスとしても文句は言えないでしょうね。(笑)

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シャルル・ド・ゴール空港<パリ・レポート121>
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そして、最後のパリ・レポート。


19才の頃、初めてのヨーロッパ旅行でシャルル・ドゴール国際空港に初めて降り立った時(それが何年前かはご想像にお任せするとして・・)の新鮮な衝撃は今でも忘れない。

特に、シースルーチューブが交差するエスカレーターを上がって行くシーンは今でもはっきりと思い出せる。このまま宇宙船にでも乗り込むのではないかと思う程、それは想像だにしなかったSF的未来的空間で、ウキウキとかワクワクより、その時はエライところに来てしまった、、とビビるような気分だったように思う。
しかも、たぶん午前8時頃だったと思うけれど、まだ空はどっぷりと暗くて、その不安感が一層増したのを覚えている。

今の日本とパリ・・ではなく、あの頃の日本とパリとのあいだには、相当な隔たりがまだあったのだと思う。
しかも、現在のような情報が飛び交う時代ではなかったので、私はもうこれっぽっちも、そんなシースルーチューブのエスカレーターが自分を迎えてくれるとは、想像もしていなかったのだ、、

それからたくさんの月日が流れて・・・久しぶりに降り立ったシャルル・ドゴール空港も、最近改装されたばかりのスッキリした空間だった。
あの斬新さはないが、逆に木目などを使った優しいインテリアになっている。
先へ先へと進みたがった建築デザインの世界が、人の心地よさを重視するようになる時代がやってくるなんて・・・不思議なものだ。。

19才の私が大インパクトを受けたあのシースルーキューブのCDG1はどうやら一応現存らしいが、改装されてだいぶ明るくなったらしい。(でも、あの薄暗さがまたいろんなものが見えすぎず想像力を掻立ててくれたものだが・・。)

シャルル・ドゴール国際空港/Aeroport Charles de Gaulle
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