3月うさぎ

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標識<南部レポート4>
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アメリカの道路。
車線も多くて決して走り難いわけではないけれど、
標識に関しては結構手こずりました。

そもそも、アメリカで地図が手に入り難い・・とはまったく思っていなくて、
これだけ車社会なんだから本屋やドライブインで簡単にgetできると想像していたら、
アメリカは広すぎて、地図よりもカーナビメインの世界に入ってしまっているらしい。

なのに、意地になって地図も手に入れてないのに、カーナビつけず(どうもカーナビなんんかに指示されたくないっていう意地があるようで、、)にハイウェイに乗ってしまったら、いきなりグルグル廻らされて・・・ピンチ!

ヨーロッパは、大きくどこの都市に向いて走っているかサインが出るのだけれど、アメリカはそういうところが不親切で、近くの街の名前ばかり出て、それが正しい方向なのかどうかよそ者にはなかなか見分けがつかない。
ダラス→フォートワースなんていう主要なルートだから判らないわけないだろう・・とタカをくくっていたのがマズかった。

一応、レンタカーショップで道は確認したはずなのに、教えてもらった道になかなか乗れなくて、右往左往、、、

結局、もう一度最初に戻ってやり直し。
今度はうまく行ってホッ☆


次回、車を借りる時はやっぱり素直にカーナビ借りよう!!


アメリカ旅行3
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キンベル美術館<南部レポート5>
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フォートワース、カルチュラルディストリクト(文化ゾーン)に位置する
キンベル美術館/Kimbell Art Museum



私たちの今回の「ルイス・カーンを巡る旅」2つ目の山、アメリカ建築の最高峰との呼び声高いキンベル美術館です。
これがどうしても観たくて、暑い夏のテキサスまでやってきました。

手持ちの建築ガイドブックにも、こんな風に紹介されています。↓

「名建築としてゆるぎない評価をうける美術館。
連続するヴォールト状の屋根中央のトップライトから入る
控えめな光が柔らかな展示空間を生み出し、コンクリートとトラヴァーチンの壁面を穏やかに照らす。古典的な威厳と近代の軽やかさを併せ持つカーンの建築の真骨頂」


うん。
でも、やっぱり来てよかった〜
アメリカ南部の焼け付くような陽光を受け止めて、また受け止めた光を反射させ、部屋いっぱいに拡散させる・・・まるでマジックのような光のコントロール。
カーンがこだわったこの天井の装置のおかげで、キンベル美術館の中では、昼間は照明をつけなくてもちょうどいい明るさが行き渡り、(写真ではクールすぎるように見えるかもしれませんが)それはあくまで柔らかく優しく人や作品を包んでくれる。
出来過ぎ。しかし、大袈裟にすごいだろ!ってこれ見よがしじゃないところがまた彼らしい。

ただ、一つ残念だったのが、本来の美術館へのアプローチ部分が、只今工事中!
池をたたえたり、噴水があったり・・本来なら重要な外部の憩いの場がずべて工事中で立ち入らせてもらえなかったのが痛かった、、
増築の話しも出ているようだけど、あまり無理なことはしてほしくない!と切に祈る。




世界各国から収集された収蔵品は古代から20世紀までと幅広い。↓


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昼食@キンベル美術館<南部レポート6>
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2012.8.7(Tue)

この日は、朝食をちょっとガマンして、美術館のビュッフェでブランチしよう!ということになりました。

日本では、美術館のレストランやカフェの方が高めで冴えないことの方が多いような気がするのですが、アメリカの美術館はたいてい外よりも美味しくてお得な食事にありつける確率が高い気がします。←あくまでも私の経験値。
キンベル美術館も、私の定説からそれることなく、美味しくて満足のいく食事にありつくことができました。(見よ!このヴォリューム!!)
飲み物も飲み放題。
カーンの建築の中で幸せな昼食。。

娘は、これまでミネステローネってあんまり得意じゃなかったのに、ここで食べたミネステローネがよほど美味しかったらしく、以後、ミネステローネ好きに変わってしまったほどです。

南部フォートワースは、本当に暑くて外出さえ控えたいくらいでしょうに、キンベル美術館には結構来客者で賑わっていました。
これは、カーン人気か、あるいはミュージアムコレクションの人気か、どちらかはよく判らなかったなあ・・・
ここではハリウッドやディズニーランドでは会えないような種類の人たちに出逢えます。

そうそう。美術館の入場料は無料なのですよ。
心がけいいですよね。
近所なら、レストランだけ利用っていうのも十分ありかも。

アメリカ旅行3
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Richard Serra<南部レポート7>
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近代美術館の手前にリチャード・セラ/Richard Serraの作品がありました。

錆びた鉄の作品で有名なセラ。
いつもはそり立つ壁面のような作品が多いけれど、今回は珍しく筒状になっています。

デビューの頃は、これは汚物か芸術か・・論争が起きたものでしたが、
いつのまにかコンテンポラリー・アートの第一人者の一人になっています。
継続は力なり。

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フォートワース現代美術館<南部レポート8>
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フォートワース近代美術館/Modern Art Museum of Fort Worth

日本の建築家安藤忠雄がコンペで勝ち取って改装工事を任されたフォートワースで一番古い美術館。
強い日差しの南部の町フォートワースを意識して、大きな水面を設計に取り入れている。

構造のYの字の柱が、そのままこの美術館のシンボルマークとして使われていた。

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Book with Wings@フォートワース近代美術館<南部レポート9>
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"Book with Wings"
Arseim Klefer


翼の作品は、幅5〜6mはありました。
ドイツの作家アルゼルム・キーファーの作品はいつも哀しいメタファー(隠喩)に満ちています。

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Ladder for Booker@フォートワース近代美術館<南部レポート10>
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"Ladder for Booker T Washington"
Martin Puryear

マーティン・パーイヤーという作家は知りませんでしたが、
この作品はとても素敵でした。
天まで届くかと思う程の長い長い梯子。
このうねり具合が素敵です。
Ladder for Booker→予約者のための梯子?
天国への順番待ちってこと?

キーファーの翼とこの梯子の作品のポストカードを自分用のお土産に購入しました。




モデルさんを使って撮影もしていました。
意外なほど明るいカメラマンさんでした。笑

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フォートワース<南部レポート11>
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フォートワース/Fort Worth

フォートワースには、まだ西部劇に出て来るようなアメリカがまだ残っている・・・とガイドブックに出ていたので、そういう雰囲気を味わってみたい気もしたけれど、
なんと言っても、この季節の南部、、ちょっと街歩きを楽しめる感じではない。
風が吹いても熱風って感じで、外にいるだけでひからびてしまいそう、、
悔しいけれど、車の中からだけの市内観光でガマンします。

西海岸ではどこでも冷房効かせ過ぎじゃないの??って思ってたけど、
南部に来ると、もし大停電とかになってエアコンが使えなくなったら、相当数の人が暑さで死んでしまうんじゃないかと心配してしまうほど、逆にエアコンが有り難い存在に思えてくる。
ほとんど砂漠の上の街だものね。
これ以上地球温暖化が進むと、こういう今でもmaxな都市は、ホント、死活問題になっちゃいそう、、

一応いまのところ9月になると、少しはマシになるという話しだったけど、、、

もう、8月は暑さ以外のレポートできませ〜ん!!

・・・あ、それでも、美術館は素晴らしかったけど、ね。




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ダラス<南部レポート12>
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ダラス/Dallas

フォートワースから再び、ホテルのあるダラス市街に戻ってきました。

ダラスと言えば、「ダラスの熱い日」。
1963年11月22日のJ・F・ケネディの暗殺を思い浮かべる人が多いでしょうね。
その辺りも車で通りました。
Elm Streetはあまりにも有名になってしまいましたね。

たった二日後、犯人とされたオズワルドも護送中に殺され、
その後次々に目撃者や関係者が謎の死を遂げているとのこと。
そしていまだに真相は闇の中。
誰が考えても、大きな力が動いたことは間違いないでしょうね、、
当時はまだ冷戦の最中、キューバ危機や国内にも火種がいろいろあったから、
暗殺には諸説飛び交っていたようですね。
幸か不幸か、ダラスの名前もこの事件で一躍世界中に知られることになったわけですが。。

最後に空港まで乗ったタクシーの運転手さんからもこの話しが出ました。
今や、暗殺現場は観光名所と言ってもいいのかも。
夫が運転手さんに「ダラスは好きか?」なんて聞かれてました。
夫は、苦笑いで「ちょっと暑すぎるかな〜」なんて言ってましたけど。
運転手さんの弁によると、今、オイルやガスがいっぱい採れるから、
ダラスの住人はなんと税金がタダなのだそうです!
なるほど。これは大きいよね。
この季節、ダラスを訪れている外国人は、たぶんみんなビジネスなんだろうな〜、、









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PNC PARK<東海岸レポート1>
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2012.8.8(Wed)

ダラス14:00発のアメリカン航空で、ペンシルベニア州のピッツバーグ/Pittsburghへ。
今度の時差は1時間・・・かな?

ロサンゼルス→ダラスのヴァージン・アメリカンは、機内デザインもサービスも若々しい感覚でシャレていたので、アメリカン航空がやぼったく見えるとうちの家族にも不評でした。ま、どの機体に当るかもあるのですけどね。
それにしても、アメリカの客室乗務員は容姿端麗どころか、化粧っ気すらないおばさん(おじさんもいる)ばかりなのには驚くばかり。
容姿はともかくとしても、もうちっとはソフトなエレガントなサービスであってほしいところだけど、そういう社員教育はまったくなされていないようで、、
それからすると、日本の航空会社は評判いいだろうな・・ってあらためて思う。

スーツケースを引き上げて、空港で予約していたレンタカーを引き上げて、市内に入った時にはもう空が少し暗くなりかけていました。

アレゲニー川に差し掛かったところで、川向こうに今まさにナイターの試合中の球場が見えました。PNC PARK!(MLBピッツバーグ・パイレーツのホームグラウンド)
普通の球場は、閉じた円形で外から客席は見えないものですが、ピッツバーグの球場珍しく川の向こう岸からこんな風に見られることを意識したような設計になっています。
なかなか新鮮なシーンでした。

そういえば、まだ学生時代イリノイでホームステイさせてもらった時、ロサンゼルスドジャースと、シカゴカブスの試合に連れて行ってもらったことがあります。
シカゴカブスは負けてばかりの弱いチームだったのだけど、その日はホームグラウンドで、当時の最強チームドジャースに勝って、球場中が狂喜乱舞!!もの凄く盛り上がって感動したのを思い出します。なつかしい。。

普段、私は野球はどうでもいい(スミマセン、、)人種なのだけれど、こうやってグラウンドで直接見ると、熱くなるのもよく解りました。

ダラスで乗ったタクシーの運転手さんは、今、ダラスはダルビッシュがえらい人気なんだよ!と教えてくれました。
皆、ダルビッシュのゼッケンのユニフォーム来て、ダルビッシュ!ダルビッシュ!って応援してるんだ!昨日も大活躍だったよ!って。その運転手さん自体、すごいファンみたいで興奮しながら話してくれました。(ダルビッシュ本人に聞かせてあげたかったくらい☆)

アメリカは、オリンピック中にも関わらず、野球とアメフトには皆熱狂しているみたいだったな〜





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フォード<東海岸レポート2>
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ピッツバーグで借りた車はフォード/Foad

この車はたっぷりサイズです。
当然、車内も広くて、楽ちん。

ピッツバーグ→フィラデルフィア→ニューヨークと乗って、
マンハッタンで乗り捨てさせてもらったんだけど、料金がえらく安くてびっくり!
3日借りて、日本の一日分以下のの価格。
中でも、alamo(=レンタカーショップ)は安い!
見積もりの時点で驚いたくらい。
ま、ノーケアだけどね。笑える位。

あらためて、日本は諸物価に比べて、レンタカーは高い国だな・・と認識。
フランスだって、もうちょっと安かった。
そして、アメリカは輪をかけて。。



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スポーツ観戦<東海岸レポート3>
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この日の宿はピッツバーグの郊外。
食事は宿のそばで・・と思っていたら、だんだん田舎の風景・・・
ヤバイ!レストランどころではないかも、、、
と、心配になった辺りで、なんとか見つかったファミレス風の飲食店。

店内はけっこう広くてファミリー席もあるけれど、
おじさん一人で来てツマミをたのんでひっかけていく・・とかいうのも気楽に出来そうな店。
TVのモニターが10台ちかくあって、陸上、ビーチバレー、アメフト、野球など、違うジャンルのスポーツがそれぞれの画面に映し出されていました。
みんな気になるモニターの前に座るのかな?

食事は、いちいちヴォリューミー☆
しかも、カロリーはかなり高めで要注意な感じ。
ただ、ソースやトッピングなどは選択出来て、それなりに飽きない工夫も。

アメリカの場合、ただでさえ日本の1.2〜1.5倍は悠にありますので、こういうお店で一人一品ずつ注文すると、死ぬ思いをします。笑


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Residence inn Pittsburgh Monroeville<東海岸レポート4>
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ピッツバーグの宿Residence inn Pittsburgh Monroeville

手前で寄ったコンビニで、急にバケツをひっきり返したようなゲリラ豪雨に遭って(この辺、山間部だかんね〜)、ギャポ〜!!
アメリカは雷も迫力ありました。

そんなわけで、車から宿舎に移るだけでも、一瞬でびしょ濡れ。
なんだか情けないチェックインになってしまいました。

ここは、一般的なホテルではなくて、短期あるいは長期滞在の宿泊所。
・・・だもんで、飲食の自動販売機なども充実。
キッチン設備もしっかりしていて、たしかにここならお値段もリーズナブルだし、
食糧持ち込んで連泊というのも悪くないかもしれません。

しかし、他の泊まり客は、ひたすらおじさんばっかりでした〜


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ワッフル@Residence inn Pittsburgh monroeville<東海岸レポート5>
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2012.8.9(Thu)

Residence inn Pittsburgh monroevilleでの朝食です。

車で落水荘(フランク・ロイド・ライト作)の見学予約が8:30からなので、しかも
そこに到着するには小1時間かかる道のり。
つまり、朝食もあんまりゆっくり・・というわけにはいきません。

とはいえ、
アメリカのホテルの食事はたいていincluding(込みで)ではないのですが、
ここの施設は珍しく朝食が付いているのです。
それを食べ損なっては勿体ない!ってんで、頑張って早起きしました。笑
かき込んででも、ちゃんと食べて行きます!
(とにかく食い意地の張った一家だということはそろそろバレている頃ですね・・てへっ)

ここの施設の朝食は、
高級ホテルのビュッフェみたいな豪華さはないものの、
at homeな感じのメニューで有り難かったです。

娘は、めざとくワッフルを作る機械を見つけて「え?これ、ワッフルつくれるの?」
と詰め寄るので、
(え?、、この手早く済ませたい朝食でそれを言うか??←心の声)
厨房のおばさんに作り方聞いてみたら、忙しいのに一人前焼いてくれました。
わ〜♪焼きたてのワッフル、美味しそう♪♪と、
さっきまで眠そうな顔していた凪が一気に元気づいています。

私は、お粥代わりに温かいオートミールを食べてみました。
こちらでは、アーモンドやクルミなどと合わせていただくようです。


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落水荘(アプローチ)<東海岸レポート6>
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2012.8.9(Thu)

無事、予定時間の10分位前に到着。
上出来!

世界3大名作住宅のうち、4年前にマイレア邸(アルヴァ・アアルト/フィンランド)、今年5月にサヴォア邸(ル・コルビジェ/フランス)と訪れて、ついに、ついに、最後の一つ
落水荘/Falling Water(フランク・ロイド・ライト/アメリカ)を訪れる日がやってまいりました。
ま、別に3大名作住宅だから行きたかったわけじゃなくって、
たまたま私が訪れたい住宅が建築界(のみならず・・かな)で評価されてるということと
かぶっているだけのことなんですけど。。


森の入口(ご存じない方のために。。落水荘は、Falling Waterという名がついているように、国定公園の中の自然の滝を取り込むように建てるという非常に稀な立地にある住宅なのです。)のところに、このサインを見つけた時は、もうブルブルブルっと武者震い。
長年の夢が叶う瞬間です!

マイレア邸、サヴォア邸を訪れるのは、概ね建築関係者かアアルト、コルビジェのファンに限られるような気がしますが、落水荘はペンシルベニア州の立派な観光地になっていると言っても過言ではない感じ。
一日数回の見学ツアーが用意されていますが、
その中で朝と夕刻の回のみ時間がたっぷり用意されており撮影も許されるので、
私たちは朝8:30のIn Depth Tourに予約を入れました。
その分、値段も通常の3倍程度になるわけですが、、そして×3人分となるとこりゃイタイ!!いやいやっ、ここまで来るのにチケット代金ケチってもいられない。
(Sun Set Tourなんて、さらにその倍!ちょっと取り過ぎでしょう!って感じもなくはない。まあ、維持費などにも充てているのでしょうけど。)


林の中を少し歩くと、見えて来た!見えて来た!


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このおじいちゃんが、In Depth Tour(10名)で説明して下さった係の方。
さすがに、キャリアも長そうで、どうな質問にでも応えられます・・って感じでした。


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つづく






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居間@落水荘<東海岸レポート7>
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 1935年、ライト住宅の最高傑作が生まれた。
ペンシルヴァニア州ピッツバーグ郊外にできた百貨店王E.カウフマンの別荘落水荘である。
建物は滝の上に浮かすように建てられ、建物の下から滝が流れ落ちるような世にも不思議な光景を見ることができる。コンクリートのバルコニーと庇が水平に入り組んで建物が構成されているが、よく見ると、各階の空間が滝と調子を合わせて次々と流れ落ちているような錯覚を覚えさせるのである。
内部から外部空間へと流れ出す空間をライトは「インサイド・アウト」といった。
内部の空間をいかに連続的につくるかが彼の大きな願いであった。
(後略)
ーー『F.L.ライトの建築を訪ねる』南迫哲也(建築家・F.L.ライト研究家』


百貨店というのは、アメリカの都市で見かけるあのMACY'Sのことらしい。
カウフマン.Jr.は、デザインを志し、ライトがつくった設計事務所タリアセンに就職していた。
その父親が、夏のあいだ家族で過ごす別荘をライトに依頼し、訪れたのが、この国定公園だったという。ライトは、カウフマン氏にあなたはどこが一番気に入ったか?と聞くと、カウフマン氏は、この岩盤を指差した。
すると、ライトは「あなたが指差したその岩はそのままリビングルームの暖炉の石になるでしょう。」と言ったという逸話がある。
その会話から、落水荘のすべてが始まったと言っても過言ではない。
かっこよすぎ。
しかも、実現してしまったことが凄い。
この時、フランク・ロイド・ライト69才!



室内から川面も見えます。
大雨の日とか、ドキドキしないかな〜?

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バルコニー@落水荘<東海岸レポート8>
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ライトの建築では、時としてキャンティレバー(片持ち梁=片方だけ壁や柱に固定され、他方は自由に宙に浮いた梁のこと)のことが取りざたされる。

特に、この落水荘のキャンティレバーは相当すごい!
地震国としてはなかなかここまではやれない。
地震国でないにせよ、これだけ人が乗っかって本当に大丈夫だろうか・・と
心配になるくらい。

しかし構造的に少々危険を冒しても(ギリギリセーフ??)、ライトがキャンティレバーを多用
したかった気持ちはよく解る。

内部から外部へ続く空間をライトは、「インサイド・アウト」と呼んでいた。
内部の空間がいかにそのまま外部へと連続して行くか、そのこと自体が大きな目的であった。

落水荘に於いて、垂直の岩壁、平行の壁はコンクリート、開口は赤茶のサッシと透明ガラス。これだけの大きな家にもかかわらず、この法則はまったく崩していない。
この関係が、モンドリアンのコンポジションの様に美しい旋律を奏でるためには、醜い支柱など付けるわけにはいかないのだ。
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個室@落水荘<東海岸レポート9>
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F.L.ライトにとって、垂直の壁、平行の壁の交わり方はとても重要なテーマだったので、
部屋のコーナーはあくまで柱を使わず、透明なまま外部と繋がることを死守したか・・
部屋を巡っていくとよく解る。

ここが、夏の別荘だということも大きかったかもしれない。
とにかく自然をたっぷりと屋内まで取り込むには、囲われた感があっては台無しになってしまう。

F.L.ライトは日本にもいくつか建築を残している。(帝国ホテル、自由学園等)
そもそも日本の浮世絵なども好きで、日本文化から影響を受けた足跡が建物にも残り、
スケールや素材感にどことはなしに「和」の気配を感じ取ることができる。



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開口部@落水荘<東海岸レポート10>
3月うさぎ
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開口部についても、ライトのこだわりが随所に垣間見れます。

はめ殺しの部分と開閉できる部分との使い分け、岩壁に直接ガラスと枠を差し込むなど、
ニクい工夫をしています。

どうしても開口を内開きにしたいというのと、でも、机はこの位置にというのと、どちらも譲れなかったらしく、このように机を半円に切り落としてしまうという斬新な解決法!をとってみたり。。
これは相当アクロバットだと思うのですが、それでもそれなりに見せてしまうのが、ライトの凄いところです。

ところで、このおじいちゃんガイドさん、このシルエットだとケンタッキーのカーネルおじさんみたい☆





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ゲストルーム@落水荘<東海岸レポート11>
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この部分は、後から増築されたゲストルーム。
何も知らずに、この家に招かれたら・・・
どんなにか驚くでしょうね。

ここは、一応違う棟になっていて、
そこまでは屋外の渡り廊下で繋がれていました。
ちょうどいいくらいの距離感です。
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