3月うさぎ

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ウェルカムドリンク<クロアチア・レポート1>
3月うさぎ
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ザグレブ空港(クロアチア)は、
(来る時トランジットで利用した)フランクフルト空港(ドイツ)とは比べ物にならないほど
こじんまりしている。(言い方を変えれば、ショボイ?!)
これが首都の空港??と戸惑うほど。

到着が20時頃だったこともあり、またこの空港のこじんまりさのおかげであっと言う間に入国。
クロアチアの通貨クーナ(EUには加盟したもののまだ通貨は以前のまま)に交換した後、
空港での受け取りを予約していたレンタカーを引き取り、早速ホテルまで一走り。
空港から市内に入るのに30分くらいで行けちゃうのは本当に有り難い。

市内の歴史を感じる建築物を横目に市内を見下ろす丘の途中にあるこの日の宿は、
ホテル・プレジデント / Hotel President

7室しかない家族的な規模だけど、リフォームでデザインの賞も貰っている
なかなか素敵なホテル。
ガーデン付きの部屋を予約したので、部屋続きに私達だけのプライベートガーデンが付いている。
どうやら、その庭の奥は大きな森らしい。(しかも、網戸無しで扉を解放できるのが快感!!)
朝の目覚めが楽しみだ。

受付のお姉さんがウェルカムドリンクを用意して部屋まで届けてくれる。
一人ひとつずつのポット。
いきなりくつろいだ気持ちになれてウレシイ♪

まずはクロアチア、好印象でスタート!









アドリア海紀行1
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ガーデン@Hotel President<クロアチア・レポート2>
3月うさぎ
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Hotel Presidentで目覚めたのは、朝の五時半頃だったかしら・・

まだ、空は真っ暗で月だけがはっきりと輝いて、その月明かりの中
凛とした空気の中この庭のデッキチェアに座って迎えた朝はniceでした。

庭の奥が森であることは感じられるもののその森の深さが判らなくて、
その分神秘性を増して、
闇の中から徐々にモノの輪郭が浮かび上がって来るという感覚を
久しぶりに味わいました。

フライトの疲れもあってどっぷりと眠りに落ちましたが、
目覚める寸前に見ていた夢は、出国前寝過ごし飛行機に乗り遅れる・・というものでした。
ですので、目を開けた時、ザグレブのホテルにいた現実にほっと安堵しました。
(これが、逆だと大変なところでした!)

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アドリア海紀行1
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朝食@Hotel President<クロアチア・レポート3>
3月うさぎ
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Hotel Presidentは小さなホテルなので、朝食もビュッフェ形式ではなくて、個別にオーダーを聞いてくれます。

好きなモノを選べるのはいいのですが、量が想像しにくかったり、口に合わなかった時に困るので、どうしても冒険しきれないところはあります。
我が家はみんなフルーツ好きなので、フルーツミックスにはあからさまにテンションが上がります。
特にヨーロッパの少し固めの桜桃は酸味と甘みのバランスが絶妙。日本でポピュラーでないのが残念な果物の一つです。ソルダム(すもも)も美味美味!!

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チェックアウトの時に、「イタリアも行くの?スロヴェニアは?」とフロントでこれからの旅程を聞かれて「イタリアも、スロヴェニアも・・それからドゥブロブクニクの後はボスニアヘルツゼゴビナへも寄るつもり!」と旅のルートを紹介したら、「わお!あなたたちの車はスパーカーなの?!!」と驚かれました。笑

2週間後その無謀なルートの最後の夜はまたこのHotel Presidentに泊まるつもり。
元気に、無事に、たどり着けるといいですが。。
アドリア海紀行1
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ザグレブ<クロアチア・レポート4>
3月うさぎ
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腹ごしらえも終えて、いよいよザグレブ/ Zagreb街歩きです。

クロアチアの首都ザグレブは、丘の上に建てられたカプデルとグラデツという二つの中世都市がその起源。カプデルは、宗教都市として、グラデツは自由都市(商工業の町)として栄え、17世紀以降この二つの町をを合わせてザグレブと呼ぶ呼ばれるようになったとのこと。

中世の町並みがそのまま残るダークな色彩の通りでは、一際映えるのがこの鮮やかなスカイブルーのトラム。主要な通りを縦横に走り市民の足となっています。

丘の上は、普通ならたいがいお城か教会などがある程度ですが、ザグレブでは国会議事堂や首相官邸それから、美術館や博物館の類いなど主要なエリアとなっています。
長〜い階段を登れば歩いてでも登れなくもないですが、
街のエレベーターのようなケーブルカーが安価で乗れるので、一つの普段使いの交通機関として機能しているようでした。

私達も体力温存のためにケーブルカーを使います。


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アドリア海紀行1
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聖マルコ教会<クロアチア・レポート5>
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これは、丘の上ゴルニィ・グラード地区の象徴聖マルコ教会 / crkva su.Marka

赤、青、白のクロアチアカラーの屋根が印象的(派手!)。
左の紋章は、クロアチア王国、ダルマチア地方、スラヴォニア地方を表し、右の紋章はザグレブ市を表すのだそうです。

教会そのものは13世紀の建物ですが1880年に改修。
屋根もその時に作り直しているようで、レゴブロックで作ったみたいに若干ピカピカ感が強いかな・・って。

それにしても、すんごい空の色でしょう?
爽やかでいいんだけど、直射日光ハンパないんだよな。
これが、、

アドリア海紀行1
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メシュトロヴィッチのアトリエ<クロアチア・レポート6>
3月うさぎ
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クロアチアを代表する彫刻家イヴァン・メシュトロヴィッチ / Ivan Mestrovic(1883〜1962)のアトリエ。

風格と雰囲気のある建築。
そして、首相官邸の向かいという立地に驚ろかされる。
ここはどう考えても石をコツコツ彫っているような場所じゃない。

しかし、彼がこの家(アトリエ)をいかに愛したかは伝わってくるものがある。
この形の異なる椅子もすべて本人の手によるもので、近くで見ると丁寧な彫刻が施されている。

出発前、友人が「ザグレブに行くならここを訪ねて」と教えてくれた。
ありがとう。大ヒットでした!

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アドリア海紀行1
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メシュトロビッチの作品<クロアチア・レポート7>
3月うさぎ
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作品が一つ一つ、胸に突き刺さっていく。

若き日のメシュトロヴィッチは名門ウィーン美術アカデミーで学び、
ロダンやセセッション(分離派)の影響を受けたという。
なるほど、初期の完全な具象はロダンを思い出させる。
そして、後にセセッションの影響というのもよく判る。
その頃以降の作品が私は好きだ。

作品数は多く、旧ユーゴさまざまの場所で彼の作品が見られるらしい。
(見方を変えると、ユーゴに囲われてしまった感があって、そうでなければもっともっと世界的に高い評価を得られていた作家だったのではないかという気がした。)


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アドリア海紀行1
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ナイーブアート美術館<クロアチア・レポート8>
3月うさぎ
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ザグレブの丘の上、ゴルニィ・グラード地区では、3つの美術館に行きました。
2つ目は、ナイーブアート美術館/Harvatski muzej naivne umjetnosti

ナイーブアートは、日本語では素描や素朴画と翻訳されています。
絵本の原画のようなフォークロア調の絵が数多く集められていました。

幻想的、空想的な絵が多いですが、
だからといって甘くなりすぎないところがさすがに中欧。
暗い森や、真っ暗な闇の中に何かが潜み、
それが本題のストーリーに絡んでいるに違いないと想像させる深みを携えているところが魅力。

ザグレブ在住の日本人作家原田泰治の作品も展示されていました。





アドリア海紀行1
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失恋美術館<クロアチア・レポート9>
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ザグレブ3つ目の美術館は、失恋美術館/muzej prekinutih veza

失恋美術館???というタイトルの謎と、しかしヨーロピアン・ミュージアム・オブ・ザ・イヤー2011で特別賞を受賞しているというらしいという興味で、行ってみることにしました。

英訳だと、Museum of Broken Relationships
なので、「失恋美術館」というよりは、もう少し正確に云うと「破綻した関係の美術館」ということで、切ない男女の失恋だけじゃなくって、にっちもさっちもいかなくなった人間関係を象徴するアイテムを展示している美術館と言ったらいいだろうか。(ある意味、遺品保管庫?)

展示物は、世界中から集まった寄贈品とのこと。
戦争や病気などで愛しながら別れた悲恋のストーリーの他に、
結婚数年目にして突然夫から別れ話が出て行き場所がなくなってしまった結婚式のドレスとか、同棲していたパートナーに新しい恋人ができて、相手の家具をズタズタに叩き割った斧とか、DVの夫から逃れる時に子どもが大事に抱きしめていたぬいぐるみ・・・なんてものも。
かつての持ち主の体験エピソードや自虐的コメントが添えられていて、(日本人の感覚とかと違って)なかなか面白い。

凪も、受付で貸し出してくれた日本語の解説ブックを片手に見ていました。
大人達はある程度見ると疲れて「(美術館内)カフェで休憩しない?」と声をかけても、「ううん、最後まで見たい!」とやけに丁寧に鑑賞を続けていました。切ないラブストーリーやドラマチックな人間模様に感じるところがあった様子。(大人になったということかな?)

ミュージアムショップでは、涙や別れをデザイン化したグッズの販売も。(いくつかをお土産に。失恋グッズで申し訳ないけれど、、)
「消し去ってしまいたい記憶を消す消しゴム」とかも売ってましたよ。

何と言っても、このテーマでミュージアムを作ろう!と最初に思った人、エライかも。







アドリア海紀行1
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トイレボックス<クロアチア・レポート10>
3月うさぎ
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落書きは、基本的には良くないことですが、
この簡易トイレに描かれた落書きはけっこうアイデアが冴えていたので、
採用ということに。

ちょっと判りにくいかもしれないけれど、これはトイレットペーパーで閉じ込めるという構想らしい。


アドリア海紀行1
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