2013.09.03 Tuesday 18:12
クエリーニ・スタンパリア美術館 /
Museo Fondazione Querini Stamparia
まずは、夫がかれこれ20年以上前にヴェネツィアを訪れた時、
行きそびれて未練を残していたというカルロ・スカルパ / Carlo.Scarpaが改修した
クエリーニ・スタンパリア財団(ヴェネツィアの名門クエリーニ家によって設立された)
が所有する美術館へ。
カルロ・スカルパはヴェネツィア出身の20世紀の建築家。
しかし、生涯の作品は既存建築の改修、展覧会場の構成等の仕事がほとんどだったという。
(スカルパじゃなくっても、ヴェネツィア中心に仕事をしていたら、
どうしてもそうなるだろうけどね。。)
スカルパは、建築の詩人と呼ばれるように、独特の知的センスで
古い建物に新しい息吹を与えて名作を残し、建築界で世界レベルの評価を得るようになる。
このブリッジ一つ見ても、一見地味そうでいて、実はその美意識ハンパない!という気持ちにさせられる。
それでいて、押し付けがましくないところが、いいですねえ・・スカルパさん。
(しかし、一般のガイドブックには、スカルパのスの字も出て来ないものなのですね、、)
そうそう、そういえば、現在は残念ながらこの橋からは中に入れない。
別なところに入口が移ってました、、
(これは、スカルパ的には、かなりトホホ、、だと思う。)