3月うさぎ

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内部@サン・ジュスト聖堂<イタリア・レポート60>
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いい教会というものは、踏み入れた最初の一歩で判るものだ。

逆もある。

何か不快さのある教会も、足を踏み入れた瞬間に著感的に感じ取ってすぐさま出たいと思ってしまう。

建築的な評価と言う意味ではない。いわゆる「魂」にズドンと来るかどうか。

そういう意味で、このサン・ジュストという古い聖堂は、
言葉を失うくらい「ずっと包まれていたい」と感じた建築だった。

どうやら、私以外の家族も同じだったらしい。

あまり居心地のよくない、あるいは何も感じない教会だと、5分もいずに立ち去ってしまうこともままあるにもかかわらず(とにかく、ヨーロッパだけでも数百の教会を訪れていますので・・)、ここでは、少し歩いては座り、また少し歩いては座り・・と長い時間を過ごしました。

そうして滞在が長くなる過ぎると、「そろそろ行かへん?」とか「外で待ってるね」とか言ったりもする凪ですら、それなりに感じるところがあったのか、ずっと同じように歩いたり座ったりを繰り返していました。

後に、旅の終わりに、夫(建築家)も建築単体として一番感銘を受けてたのは、この聖堂だった・・と話していました。

不思議なものです。
これだけツボるということは、1つの旅行にそう何度もあることではありません。。
しかも、3人が3人。。

なぜこんなにこの古い古い聖堂に強い戦慄を感じたのか、今でも理屈では説明出来ません。

かつて、フィンランドで訪れた「トゥルクの葬祭場」と呼ばれる復活教会(フェンランド・レポート10)で似たような現象がありました。
脳の知的な刺激とは違う部分での興奮。
そしてその後に続く満たされていくような感動。。

とにかく、この聖堂を訪れることができただけでも、トリエステに来てよかった!
と心から感じていました。

(この写りの悪い写真たちが、その感動を伝えてくれないことだけが、残念、、、)


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アドリア海紀行10
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フレスコ画とモザイク@サン・ジュスト聖堂<イタリア・レポート61>
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訪れた時には気がついていなかったのだけれど、
この聖堂は隣り合う二つの教会を結合させて1つにした聖堂だったようです。

夫も、柱のスパンやアーチが左右で違ているのが珍しい・・とかつぶやいていましたし、同じように祭壇スペースが二つあるのも珍しいなと感じていましたが、
・・そう言われるとすべてが腑に落ちました。

原型は、5〜6世紀のローマ時代にまで遡ります。
ふたつのバジリカ跡に、サン・ジュスト教会とアッサンタ教会がが建ち、1300年代にこの二つが合わさて再建されたとのこと。
その時に、当時の流行のゴシック様式が加わり、高部にゴシックの象徴、バラ窓が飾られます。
14世紀に造られた鐘楼は、ローマ時代の神殿入口跡を使ったものなのだそうです。

内部は、柱の並ぶ5身廊。
「聖母と聖人」「聖母とミカエルとガブリエル」「キリストと聖ジュストと聖セルヴォロ」などの年代の違うフレスコ画やモザイクが壁面を飾っている。

床のモザイクは5世紀のものとか。

深い感動の1つの材料は、この時間の集積が重たくなりすぎず、ただここに「在り」続け、
鎮魂している空間ということが私たちにも感じられたからだったのかもしれません。

いずれにせよ、大変価値ある訪問になりました。(しかし、ガイドブックの説明の淡白なこと!!)


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アドリア海紀行10
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カステッロ<イタリア・レポート62>
3月うさぎ
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丘の頂上までいくと、サン・ジュスト城ステッロ / Castellloに到着します。

古代に城壁があったとされる場所に、フェデリコ2世の命令によりあらためて城が建てられました。(1471〜1630)
その後、幸運なことに闘いの場となったことは一度もなく、見晴らしの良い町の監視場として機能していたようです。

石畳の道は歩き易いとは言いにくいけれど、上からの眺めは素晴らしい。


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坂道の風景<イタリア・レポート63>
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歩きにくくても、滑り易くても、
やっぱり石畳の道って風情がある。

Pozzoは、井戸のこと。
Pozzo Romano・・・
ローマ時代の井戸なのかしらん??
さすがにそれは古すぎる?

詩人ウンベルト・サバも愛した道だそうです。
アドリア海紀行10
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ボルサ広場<イタリア・レポート64>
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ボルサ広場界隈。
シャレたお店やカフェが並んでいる。
アール・ヌーヴォの建築も。
(イタリアのアール・ヌーヴォはリバティ様式って言うんだけどね。)

若い人の姿が多く活気あり。

こじんまり感といい、芸術的な空気といい、私好みな雰囲気。



アドリア海紀行10
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カフェ・トンマセオ<イタリア・レポート65>
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夕食は、トリエステ最古(1830年のオープン)の
カフェ・トンマセオ / Cafe Tommaseoにて。

町でも一番人気というこのカフェ。魚介を中心に、食事も充実している。
しかも値段も妥当な感じだったので、
イタリア最後の夜なので、イタリア料理を悔いなく食べ尽くそう!!ってことで、
この日の食事はちょっと贅沢気味!!

ヒャッホー♪
海鮮尽くしにテンション上がります。

笑顔が素敵な給仕さん。
誰かに似てると思ったらロビン・ウィリアムス!!
そこから話しが発展して、彼が出演している映画の話しに。。
久しぶりに、ロビンの映画が見たくなっちゃった。


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埠頭にて<イタリア・レポート66>
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カフェ・トンマセオでお腹をいっぱいにして
外へ出ると、もう海も近い。

夕暮れ時、埠頭まで歩いてみることにする。

海風が気持ち良く、振り返ると町の灯が暖かい。

イタリア映画ならLa vita è bella!
嗚呼、素晴らしき哉人生!って叫んじゃうところかな。。


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記念写真<イタリア・レポート67>
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地元の子かな。
あるいは、修学旅行??

埠頭は、このオレンジユニフォームの軍団でいつのまにやらいっぱいに。。

気がつくと、夫がオレンジ軍団(のうち3人)に取り囲まれて一緒に写真なんかに納まっている。
ちょっと離れたところで凪と私が、「わ〜!!お父さんがモテてる〜〜!!!!!」ってウケてたら、今度は私たちのところにもやってきて、一緒に写真撮ろうよ!って☆☆☆
で、なぜか一緒に記念写真をば。

展開がよくわからなかったけど(外国人と仲良くなれ!ってお達しでもあったのかな。。)、オレンジ軍団(高校生くらい?)の屈託なくて可愛い面々でした。
「海」と「青春」もよく似合います。

最初「写真撮ってください」て頼まれたと思ったら、「写真、一緒に入ってください!」だったので驚いた!って言ってました。え?!ボク???って。

しかし、あらためて、この時の写真を見直すと、お父さん、鼻の下伸びてますよ〜って感じですよね。笑


アドリア海紀行10
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Trieste in tazzina<イタリア・レポート68>
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確定的には言えませんが、
詩人、ウンベルト・サバが経営していたという書店はここかな。。

本屋の外には喫茶席も。
いいな〜
この町で学生してたら、きっとしょっちゅう通いたくなる。


トリエステの歴史あるカフェは観光スポットにもなっているようで、カフェ6ヶ所券
Trieste in tazzinaなんてものも発行されているようでした。(立ち飲み限定で3ユーロ。48時間有効)

イタリアは、基本的には、立ち飲みバール中心なので、
歴史と雰囲気のあるカフェが小さな町にいくつもあるなんて、
さすがにトリエステ♡
アドリア海紀行10
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ジェラート<イタリア・レポート69>
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夏の旅行、特に暑い国の場合は、なんとなく毎日一回はアイスクリームを食べる!
というお決まりになっているような感じ。
特に、後の二人(夫と娘)は、けっこうその執着も強し。

トリエステの夜も、夕食の後エスプレッソも飲んで落ち着いてしまっている私に反して、
二人は、宿に帰る前になんとかアイスクリーム屋さんを見つけるぞ!とばかりウロウロ。。
(ま、この日はとりわけ暑かったしね。)
すっかり周りはバータイムで、アイスクリームはもう無理でしょ、、と私はほとんど決めつけていたのですが、二人の執念が叶ってアイスクリーム屋さんが登場しました。
しかも、ゴージャス!!

凪は一番手前のヨーグルトアイスのベースにベリーが乗ったカップ入りアイスを注文したのですが、
彼女に言わせると、これが「今まで生きてきた中で一番美味しいアイスクリーム!!」だったのだそうです。(キミは、岩崎恭子か。。)
それは、まあ、よかった。よかった。

イタリアはもちろんアイスクリーム(ジェラート)の国ですが、クロアチアもまたかなりのアイスクリーム好きの国とみた・・まだまだ一日一回のアイスクリーム、これからも続きそうです。



アドリア海紀行10
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