今見ると、どこにでもあるような
アパートメントたち。
しかし、今は見慣れたこの集合住宅形式の数々の提案(1912-1935)は、
モダニズム集合住宅の先駆者として、
2008年まとめて世界遺産に登録されています。
キッチン、バスルーム、バルコニー付きで、
機能的実用的な間取りで、かつ価格の安い庶民のための住宅。
ブルーノ・タウト、ハンス・シャロウン、マルティン・ヴァーグナー等、
当時の売れっ子建築家たちがこぞって新しい集合住宅のコンセプトとスタイルを
絞り出して注目を集め、後に世界中の都市の団地計画に影響を与えたとされている。
ベルリンで訪れた集合住宅群も、
今でも現役。
何度ものリノベーションを繰り返しつつ、
大事に住み続けられているのがいいなと思う。