3月うさぎ

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おばんざいやさん
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京都では、お惣菜のことを「おばんざい」と言います。

京都市内のあるおばんざいやさんの設計を依頼していただきました。
もう、完成間近です。

その店舗では、我が事務所としては珍しくこんな花柄の壁紙なんて使ってみました。
おフランス製らしく、発色がきれいです。
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O邸
3月うさぎ
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本日は、京都郊外に新築したO邸の引き渡し日でした。

上写真右下の黒い石張り部分が玄関。そこから上下にアプローチします。
全体が立体の1ルーム状態。クローゼット、ユーティリティ部分以外はすべて壁無しドア無し開放状態。
プライバシーはないけれど、空間はビッグです。
(実は我が家も同じパターン。)


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屋上緑化
3月うさぎ
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夫の実家の建て替えがいよいよ実現の色を帯びてきました。

そして、基本計画案が、初めて目に見える形で起き上がってきました。

土地を両側から切り売りすることになったので、以前よりはだいぶスリムな敷地になりますが、義母の一人暮らしには充分な面積だとは思います。
切り売りするとは云え、しばらくはそのまま手をつけないつもり・・との話なので、静かな環境や近隣との良好な関係はそのままにプロジェクトを進行できるのはとても幸運なことだと思っています。
一人でも、少しでも心細くなく暮らせるように、一階は人がたくさん集えるダイニングを中心とした大きな1ルームになる設計です。
この変わった形の屋根は断熱効果のある緑化仕上げ(手入れ不要)。屋上一面やさしい草で覆われるのだそうです。

コルヴュジェの母の家のように、小さくても、機能的で、住む人や訪れる人を楽しませてくれる・・・そして何より義母がう〜んと長生きしたくなるような家に仕立てていきたいです。

とはいえ、まだまだ叩き台。




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宇治のアトリエ
3月うさぎ
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今日は、知り合いのアトリエの内覧会へ行ってきました。
なんと、宇治平等院の敷地内です。
窓からの風景は絶景です。

建築の設計は夫、庭のデザインは、ランドスケープデザイナーでもある
お施主さん自身です。
シンプルな形の建物ですが、良く見ると全体が浮き上がっているのです。
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美しい垣根
3月うさぎ
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宇治、平等院の敷地と外部の道を仕切る垣根。
自然に見えるけど、計算されて、さすがです。
M先生。
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四君子苑(北村邸)
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京都、今出川の川沿いにある「四君子苑」(北村美術館内)を特別枠(!)で拝見させていただいた。
今出川通りの橋詰に静かに横たわる緑の一角は昔からここはなんだろう?と気になっていたのだった。

北村捨次郎設計のこだわり抜いた京数寄屋建築とその建築と庭を眺めるために作られたような吉田五十八設計の近代数寄屋建築。
巡って行くごとに広がる捨次郎の美意識にうならされる。
吉田の作品は、戦争時代に思いに反する使われ方をしていたことがあって、時代を経て手を入れられていることもあり、建物の展開が読めなくて、その分多々新鮮に思えた。

隣は賀茂川、大文字を眺める位置まで配慮されている。名匠たちの競い合うようなこだわりが心地よい。



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新建築4月号
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「宇治のアトリエ」
file:///Users/apple/Desktop/宇治のアトリエ.webloc
「おざわ歯科」
file:///Users/apple/Desktop/おざわ歯科/平塚インプラントセンター.webloc
が新建築4月号に掲載されました。

来月号には、「岩見沢の家」が掲載予定。

詳しくは↓
http://www.mega71.com/works.php




 
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岩見沢の家
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新建築ー住宅特集の今月号に、
「岩見沢の家」が掲載されました。
http://www.mega71.com/works.php
竣工は2006年だったので、住み始めてからもう3年が経過している。


「岩見沢の家」は、北海道に住む夫の弟夫婦が住む家。
森の学者(研究者?)で、音楽を初め多趣味な二人が暮らす
あまり住宅らしくない(作業場のようにも見える)住宅です。
そういえば、作り付けの棚以外には、家具らしい家具すらほとんどない。
けれど、森で拾って来たような枯木、石、動物の骨など、この家には不思議なテイストのものが満ちあふれている。

外壁は、間伐材。
巨大木箱のような形をしたあっさりとした外見ですが、内部は、3つの箱が内蔵されたような構成になっていて、谷あり、橋あり・・・集落を巡るような多様さに満ちています。
そして、四方すべてに水平のスリット窓がついていて、バードウォッチャーハウスみたいに、外の風景が中からパノラマのように見渡すことができるのです。(でも、外からは細いスリット窓だから、あまり中の様子は解らないノダ。)私が行かせてもらった昨年の冬、この窓からの景色はすべて白。白。白。。。。

今は、周りに植えた木に餌台を付けて、鳥を呼び寄せる環境を作ろうとしているのだとか。
そのうち、朝は鳥の鳴き声で目覚め、スリット窓からその観察ができる本当のバードウォッチャーの家になるのかもしれない。

そして、この家の近くには、前に紹介したフクロウも棲む原生林が控えている。

住人と設計者のコラボが成功した家と言ってもいいかもしれない。
シンプルにして味わい深い木箱の家。

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松ヶ崎荘
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本日は、竣工した集合住宅のオープンハウスでした。
沢山の見学者が訪れてくださいました。
みなさん、ありがとうございました。

オーナーさんは、リトグラフの版画家さん。
1階は版画の教室兼アトリエとご夫婦の住居、2階の2室はそれぞれワンルームの貸室となります。

庭が雑木林のようになっている・・・というのが、
理想の状態とのことで、庭には、様々な種類の木が植えられました。
アプローチは、こんな風に切り通しをくぐり抜けるように入っていきます。

照明も初めてのタイプのものを使っています。
光の色が違うのは、光の種類も違います。
仕事をする時は、白い光、落ち着いた時間を過ごしたい時は、黄色い光・・・と選択できるようになっています。

木々が育った頃が、この家の本当の完成形になりそうです。
楽しみ。



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ツリーハウス
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憧れのツリーハウス。
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八尾の家
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八尾の家が竣工しました。

うちの事務所としては少しめずらしく金属サイディングの外壁で角地のコーナーをクールに覆っています。
階段を上がったところのデッドスペースを思い切って大きな丸いダイニングテーブルにしています。いくつもぶらさがったライトがチャーミングポイント。
真ん中に突き刺さった黒い壁も空間にいい感じの緊張感を与えてくれてました。
(写真がひどくて全然ワカラナイですね。スミマセン。)

お風呂はなんと贅沢にもカラーモルタルの研ぎ出し仕上げ!
床まで同じ材料が続きます。
骨材には、つぶれた真珠なども混ざっているのだとか。
近くで見ると飽きない味わいがあります。
冷たすぎず、ツルツルもザラザラもしてなくて、ちょうどいい感じ。
三角のスペースを逆手にとって、魅力的な浴室が仕上がりました。
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男の隠れ処
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BBQでおじゃましたS邸は、斜面を活かしたユニーク建築。
緑に恵まれた敷地内のまだ空いてる場所に
昨年は、「こはなれを作るゾ!」と宣言していたSさん。

その言葉どおり今年は、その念願の「こはなれ」が完成していました。
見上げるだけでまるでツリーハウスのようにワクワクするその外観。。。
ハシゴを上がると、4畳程度の小さな板間、その先には樹々の隙間から遠く奈良の市街まで見渡せます。
なんという贅沢!

こんな隠れ処はお父さんじゃなくても羨ましいよね〜。


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笠の家
3月うさぎ
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奈良県桜井市に竣工した「笠の家」。
「笠」は、地名です。

土地の落差をチャームポイントとして活かし、リビングダイニングや浴室からも豊かな竹林が眺められるまるで別荘のような住宅には、地元育ちの若い新婚のご夫婦が住まわれます。


車でしかアプローチできないたどり着きにくい場所にもかかわらず、
多くの見学者が訪れてくださいました。
ありがとうございます。


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笠の家プロジェクト
3月うさぎ
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「笠の家プロジェクト」は今月号の「新建築ー住宅特集」に掲載されています。
淡路島のリフィーム作品「淡路島の家」と同時掲載です。

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優秀賞
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第54回神奈川県建築コンクールにおいて、
「おざわ歯科」が一般部門で優秀賞をいただきました。

ありがとうございました。

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しげみ
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お友達建築家の玉置順さんの見学会におじゃましてきました。

玉置さんの建築は、その風貌もユニークですが、家の名称もとても個性的です。
これまでの作品も、「とうふ」「はかま」など。そして、今回が「しげみ」。
どうやら、ひらかな三文字にこだわっているようです。

さて、この建築は、隣にある母屋のとなりにあるお嬢さんの部屋+アトリエなのだそうです。
なんだかマジックハウスみたいで楽しいでしょ?

玉置さんの建築のテーマは、まず「非現実」のサイドから発想する・・・なんですよね。
だから、入口入ったとたん不思議世界に突入。「玉置ワールドへようこそ♪」なのです。

赤いペンダントライトは、スターバックスのアレと同じ型だそうです。
このライトの下で、お茶を待つのかしら?

ドアノブはなんとエルメス(・・でよかったっけ?)のベルトらしいです。
遊び心いっぱい。
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嵐山の家
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近頃、わが事務所は、竣工ラッシュです。
(この不景気の時代に有り難い話です。)

本日は「嵐山の家」のオープンハウス。

JR嵐山駅から歩いて5分という好立地。
裏窓からは、山が間近に拝めます。

外観は、風致地区ということもあって若干おとなしめですが、中に入ると、外からはまるで想像できない空間が躍動的に広がっています。

躍動的・・と言えば、
お施主さんは、ロッククライミングのご趣味があるとかで、自宅でも練習できるようにこんな不思議な壁まで。
この不思議な突起を手で掴んだり足をひっかけたりしてよじのぼるわけですが、素人にははじめの一段ですら難しそうです。
この突起の一つ一つの色にもなにやら意味があるのだとか。
予備の穴はたくさん開けてあるので、いろいろヴァリエーションを変化させていくのかもしれません。
一度、よじのぼっておられる姿を拝見してみたいものですが。

階段の先には大きなテラス。
最後をどん詰まりにしないのが重要!と建築家は申しております。

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母の家オープンハウス
3月うさぎ
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今年5つ目の「おめでとう」はコレです。

母の家(私から見ると義母の家)が完成しました。
よって、
「母の家竣工おめでとう!」です。

神奈川県平塚市のとある住宅地の中に、小さな住宅が誕生しました。
70を過ぎた義母が一人で暮らす家です。

今は年齢の割には若々しい元気な義母ですが、将来のことも考えて、階段の上り下りが負担になってきたら1階だけでも過ごせるバリアフリー対応の家です。
子ども達が近くにいないので、近所のお友達に助けていただけるように、広いLDKにたっぷりしたテーブルと充分の数の椅子を用意しました。
生活臭の出るものは2階にまとめて、1階は常時誰かが気楽に「こんにちは〜」と訪ねて寄っていっていただけるようなプランになっています。
外壁は、今回新しい試みに挑戦したテスト作です。
なかなかいいですよ。
でも、外観からは住宅には見えないかもかも、、ですが。
その異彩を放った外観と住み手の年齢とのギャップ感が逆に面白い・・という気がしています。
建築関係者ではなく、義母のお茶飲み友達の忌憚のない感想が楽しみなところです。


1月24日(日)にささやかな内覧会を開きます。
見学ご希望の方は、ご連絡ください。
詳しいインフォメーション+地図を送らせていただきます。

私と凪はスケジュールの都合で日曜日には行けませんが、設計者(夫)は終日会場におります。(私たちは春休みにゆっくり泊まりがけで行きま〜す。)
「新建築-住宅特集」の掲載も既に決まっているようです。
遠方で行けない方は、紙上の見学待っていてくださいね。

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お昼寝カウチ
3月うさぎ
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ついに!
義母の家が完成しました。

24日はそのお披露目会で、100人ものお客さんが見学に訪れてくださいました。
そして、今週末は、いよいよお引っ越し。
義母の新しい生活が始まります。
ドライな印象の外観とうってかわって、内部は無垢の木がふんだんに使われた温かいインテリア。
本や書類をたっぷり収納できる長い長い棚と、PCも使える長い長いカウンターが部屋のアクセントになっています。

このカウチは夫の兄弟(全部で4人)からお義母さんへ竣工祝いのプレゼント。

横にも縦にもお昼寝もできちゃうたっぷりカウチ。
疲れたらいつでもゴロンとできて便利そう。

春休みには、私も凪と一緒に泊まりに行きま〜す。
息子が設計したこの家をどんな風に使いこなしてくれるのかしら?
今から初訪問の日が楽しみです。


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床の間象眼テーブル
3月うさぎ
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同じく、new義母の家。

解体された旧家屋の床の間 の板(栃ノ木)をとっておいて、
ダイニングテーブルの天板として再生してみました。

こんな風に、わずかでも記憶を継承するものがあると、どこかほっとするものですよね。
同じく、床の間の違い棚も、キッチンの棚のどこかに利用されているらしい。



天国の義父も目を細めてくれそう・・

お義父さん、夢でもお化けでもいいから、一人暮らしのお義母さんが寂しい思いをしないように時々は逢いに来てあげてくださいね〜☆ ☆ ☆




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鬼瓦センサー
3月うさぎ
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うっそうとした緑に囲まれた古い日本民家だった夫の実家が、
息子(夫のこと)の設計により新しく生まれ変わりました。

もちろん建築家はこの一年半のあいだ何度も何度も足を運んでおりましたが、私自身は工事が始まってから実物を見るのは今回がはじめて。
そのうち周りに植えた木もどんどん育って、いいくらいに外観を部分的に隠したりもしてくれるようになるのかな、と思っています。

老人が1人で住む家としてはクールに見えすぎるかな・・とも思っていた外観が、
実際に見ると思っているよりやさしく見えました。
木製の門にしたのもよかったみたい。(いくらでも入ろうと思ったら入れますけどね・・気持ちとしての門、結界のようなものです。)

手前は一階、自転車が置いてあるあたりから階段がついていて、その先だけ2層になっています。
義母も最初は戸惑ったでしょうけれど、もうだいぶ慣れて、徐々に新しいこの家での暮らしを楽しんでくれているようです。
家が変わると、今までより服装などにも気を遣うようになった・・と言ってくれていました。
それが疲れる程だと良く有りませんが、そうでもない程度だったら気持ちに張りを与えてくれるという意味ではいい方に働いてくれるかもしれません。

引っ越しの時、手伝いに来た義弟が門のところにこの鬼瓦をオブジェ兼見張り番(シーサーのような)として鬼瓦を置いていきました。
鬼瓦を作った人はこんな風に使われるとは・・と驚くかもしれませんが、玄関付近に悪くない表情を作ってくれてました。

mother's houseにご興味のある方。
オープンハウスは終わってしまいましたが、
近々また「新建築ー住宅特集」に登場する予定です。
また、HPなどでお知らせしますので、楽しみにしていてください。


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新建築2月号<集合住宅特集>
3月うさぎ
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建築雑誌「新建築」の2月号は「集合住宅特集」。
(もしかしたら、書店ではもう3月号に替わってる?)

「松ヶ崎荘」(京都市左京区)も紹介していただきました。

オーナー住宅と2戸のワンルーム賃貸が庭を共有するというプロジェクト。

腕のいい庭師さんの手を借りて、相当密度の高い植栽計画を実現することができました。
一階は版画家夫妻のお住まいとアトリエ(兼版画教室)。
ご夫婦は、この庭の植栽が将来「森(もり)化」して、地域のみんなが自由にそこの緑を楽しんでくれるような場所になりたいと言っておられました。
素敵ですよね。
そろそろ、少しは樹木が育って来たかな。

引っ越し後は訪問できていないので、近々一度おじゃましてみようかと思っています。

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スケッチ
3月うさぎ
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神奈川のおばあちゃんちに来ています。
新築の家を凪がスケッチしています。
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ネコ扉
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おばあちゃんちのネコ扉。
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梁の再利用 
3月うさぎ
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義母の家では、
古い家の太い梁も残しておいて、
塀として利用しました。

実は、残しておく(=きれいに保存)のは、言うは易し、行うは難し・・で、
実は、手間も時間もお金もかかる。
その辺が難しいところ。

でも、これだけ表情のある材木はなかなか見つからないし、
何より、家族の歴史をずっと見てくれてきた愛着のある梁。
形を変えても尚、存在してくれているというだけで、
安心感があるというものです。


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かたみの踏み台
3月うさぎ
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義父が生前作ったという踏み台。

息子(夫)が、色を塗り、不思議な形の木の根っこをのせたら
新しい家のオブジェとして生まれ変わりました。

簡単に既製品を買って間に合わせてしまったりはしなかった義父。
前の家も、塀や玄関へのアプローチなど、いつも少しづつ手を入れられていて、さりげないけど間違わない造形力に感心させられたものです。
それはやむを得ずというのではなく、趣味の一つだったのだなあ、と感じていました。

義父の独特の美意識や創作をいとわない姿勢は、
そのまま息子に遺伝子として受け継がれ、
彼を建築家という職業に導いたのではないかと思っています。



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淡路島の家
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昨日は、事務所で手がけた「淡路島の家」(新建築住宅特集2009年10月号掲載)のオープンハウスでした。

もう、竣工からは1年も経っているのですが、無理を言って住んでおられる様子を見せていただくことになりました。

建て主さんは、陶芸家のご夫妻。
淡路島は奥さんの方の故郷です。

この辺りは、山の中。
お隣さんへも、ちょっと歩いて行く気はしないほどです。

ここは関西淡路大震災の時、一番被害が大きかった北淡町なのですが、
山の中だったこともあって、幸いこの家はほとんど損傷無く生き残ることができました。
おじいちゃんおばあちゃんが住んでおられた住まいを陶芸家住まいがリフォームして使うという構想を託していただくことになりました。
こことここをこうしてください!という具体的な要望はほとんどなく、どこをどうすれば住み良い魅力のある家になるかその判断も含めて委ねていただけたのが建築家のモチベーションをアップさせたようです。

予算も限られているので大掛かりなことはできませんでしたが、古い民家を活かしつつ、次代のテイストも組み入れ、四方すべて守られたこの自然を最大限に活かして住む方法を模索した提案が想像以上に高い評価を受けることができました。
(写真ではどこがどう変わったのか、とっても分りにくいと思いますが、、)
目玉は、屋根裏部屋を居室しとて改造し、ぐるりと360度展望の開口をつけたことかな。
この窓から見える春の樹々がゾクゾクするほど美しかったです。


淡路島の、しかも交通機関もまったくない(車で行くしかない)すご〜くたどり着きにくい場所なのに、驚く程沢山の方々が来てくださってびっくりしました。
皆さん、遠方はるばるお越しいただき有難うございました〜










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金属葺きの壁
3月うさぎ
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下鴨に作っている鳥料理屋さんの現場を見て来ました。
仕上げの作業が進んで、今月末にはいよいよお店がオープン!
(2階の住居部分は、引き続き工事続行・・)

店舗の中の壁。
うねうねが魅力の金属葺きで中庭まで10mくらい、
上手にラインが出ていて、インテリアの表情に一役買っていました。

今日の夕方には、仮囲いもとれるそうです。



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終の住処
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mather's house。

夫の実家の母の家が、ついに雑誌(新建築ー住宅特集5月号)にも登場!デス。

このブログでも度々ご紹介したこともあって、皆さんに興味を持ってもらえてウレシイです。
質問や感想も沢山いただいています。

「終の住処」を新築する・・というケースは、どちらかというと珍しいことなのかもしれません。(その家を実の息子が設計するということは、更に稀な機会であることは間違いない。)

たぶん義父が長生きしていたら、こういう展開にはならず、樹木に囲まれた古い家を建て替えることは考えなかっただろう・・と義母も話していました。
高齢になって新しい家に身を置くということはそれなりのしんどさもあるかと心配しましたが、母は持ち前の前向きさで、特に何ということもなかったという風にいくつかのハードルを越えて、今は新しい生活をとても楽しんでくれています。
友人、知人が多い義母は、この新しい集会所(?)を、十二分に活用してくれているようです。
豊かな老後・・の一つのケースとして、私自身にとっても学ぶところ多し。近くに目標とすべきモデルがいてくれることは、きっと恵まれたことなのでしょうね。

建築家のHPにもアップしています。
ご興味のある方、そちらの方も覗いてみてください。







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プレオープン
3月うさぎ
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下鴨に作っていた居酒屋さん(トリ料理)のお店部分がようやく完成!
昨夜は、工事の無事を祝い、また関係者をねぎらって店主がプレ・オープンとしてもてなしてくれました。(オープンの予行演習も兼ねて)

地鎮祭や上棟式などで、設計者、施工者が一緒に飲み食いすることはありますが(それも昨今かなり減りましたが、、)、このように竣工を一緒に祝うということは案外珍しい。
店舗しかも、飲食屋さんならではの粋な計らい。ご馳走三昧!に舌鼓を打ちました。

「もっと時間を与えてほしかった!」とか「ここまで大変とは・・」とか、職人さんたちの愚痴も聞きながら、でもなんとかやり終えた!!という充足感と結束感があるからこそ、こうやってみんな笑って竣工祝いの席に着けるのだろうな、と思いました。
本当に、皆さんお疲れさまでした。

写真は、中庭に植えた樹木。
モルタルに放射状に亀裂を入れて、設計者自らそれをランダムに手で砕き、苔や水草をあしらってみました。(夜撮ったので、暗い写真でごめんなさい、、)
うまく着いてくれるといいのですが。

これまで地元に支えられて来た下鴨の山家。
リュニーアル・オープンはGWの初日。

ご近所の皆さん!
もちろん、観光の方も。
どうぞ、新しくなった山家をよろしく♪

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↑ 新しくなった山家にはこんなネオンサインが付いてます!
(事務所のスタッフブログより写真拝借)
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