2009.09.14 Monday 18:55
北京の横町や路地のことを北京の人たちは、胡同(フートン)と呼んでいます。
「井戸」をモンゴルの言葉こう呼ぶところから来ているようです。
開発著しい北京に置いては下町というか、やや老朽化した低層の建物が建ち並ぶ、人間味あふれるエリアです。
この写真の道は、こざっぱりしていますが、全体的な印象はもう少し埃っぽくごちゃごちゃしたイメージかな。
味がある、という言い方もあると思いますが、部分的には多くの日本人はわざわざ立ち入りたくないと感じる場所でもあるかもしれません。
北京におよそ3000もの胡同が、オリンピックをはさんだ開発の波で現在はどんどん姿を消しつつあるようです。
私たちの最後の2泊は、そんな胡同の中の、それぞれ古い民家を利用した小さなホテルに決めました。
地図にも出てない、看板も出てない、誰も英語判らない・・の世界なので、たどり着くのもなかなか大変でしたが、数年後にはもしかしたら消えてしまっているかもしれない貴重な風景を脳裏に刻めたのは価値あることだったと思っています。