このチャイナ・レポートの冒頭に、玄関に飾る「福」の字について
書きましたが、雲南ではものすごい頻度で「福」の文字が飾られていました。
ただ、いつも「福」とばかりは限らず、このように「哀」という文字が出ていることもあります。
中国では赤は喜びを表す色なので、紙の色が赤くないだけで別の(逆の)意味だと認識することはできますし、両脇に並ぶ漢字にも「冬」や「寒」や「苦」といった文字が入っていたりするので、尚、その家に何か不幸があったのだなあ、ということを感じ取ることができます。
少し、ムズカシイのは、その文字が「服」や「除」や「孝」といった文字の時です。
こういう時も必ず白地なので、めでたい状態ではないことは想像できますが、喪中ということか、何回忌とかいう意味なのか・・・具体的に何を示しているのかがよく解りませんでした。
いずれにしても、家の玄関トビラだけで、その家がハッピーなのか、そうではないのか判別できるというこの習慣はなかなかすごいものだな・・と妙に感心させられました。