3月うさぎ

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プーロ 再び <フィンランド・レポート番外>
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プーロ(puuro)のアップの写真がもう一つありました。
こんな感じです。
乗っかってる黒いのは腸詰めです。
見た目より美味しい。
しかも、プーロによく合うのです。
(個人的見解)






フィンランド旅行2
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ミュールマキ教会 <フィンランド・レポート18>
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ミュールマキ教会。
レイヴィスカ作。

タウンホールのような外観に小さな十字架がついている。
あまり教会らしくないアプローチ。

内に入って、思わずあっと言った。
ふんわりとした真っ白な空間に蛍が群舞しているような無数の照明。
今までに見たこともないタイプの教会だった。

いきなりセレモニーが始まる。
掛け合いのようなハーモニーが室内にこだまする。
建築そのものが音楽そのものみたいだ。
暗い冬は一層この蛍のような照明が一層際立つのかもしれないな・・・


やっぱり北欧の教会は、他とは全然違う。
解釈自体が新鮮。
キリストもマリアもそこにはいない教会。
うーん、ミュールマキ・・・きみは一体・・・。
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タマゴ <フィンランド・レポート番外>
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タマゴはフィンランド語でカナンムラと言います。
ヘルシンキで食べたのタマゴには、一つ一つにピンクの印字で日付が押してありました。
鳥
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カレリア風パイ <フィンランド・レポート19>
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これは、カレリア風パイ karjalan piirakka。
薄く伸ばしたライ麦粉の周辺をつまんでひだを付け、マッシュポテトやライスを盛って天火で焼いて食べるのが一般的。ゆで卵をあしらったり、バターの固まりを乗せたりする・・・らしい。
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キアズマ <フィンランド・レポート20>
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国立現代美術館キアズマ。(キアズマの名前の由来は知らない。)

アメリカの建築家スティーブン・ホール設計。
久々にアメリカの現代建築を見ると、これもまた新鮮に映る。
中の作品も、有名作家に甘んじることなく、常に企画展が催されているようで、先端のデザインスポットとして大きな役割を果たしているようだ。
実際、町中ではあまり服装には頓着しないフィン人という印象だが、ここに来ると急にデザイナーやモデル風のファッショナブルな人たちが増える。居るところには居るのね、とここに来てやっとデザイン先進国北欧に来たのだという気分が味わえる。
緩いカーブのスロープの吹き抜け空間はそれ自体、一つの現代美術の作品のようで美しい。

子供は、「現代美術」に偏見がない。
「よくワカラナイ」と頭をかかえることなどまったくなく、感性だけで作品を見てエンジョイすることができるからスバラシイ。
うちの娘はこのミュージアムがよほど楽しかったらしく、「中の作品もすごくいいけど、その作品をすごくいいと思わせるこの建物もきっとすごくいいのだと思う」という建築家を泣かせる発言を残した。ワカッテルじゃん。

一番下はカフェへの入口。




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郵便局 <フィンランド・レポート21>
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ヘルシンキで入ったの郵便局は、文房具屋さんだった。
もとい・・・
文房具屋さんの奥に郵便局があった、という表現の方がふさわしいか・・・。
いずれにせよ、主人公なのは、文房具の方だった。これは意外。
でも、イギリスには八百屋さんの奥に郵便局があったことがあるから、それからすればまだ幾分同類の匂いはするけどね。
見ての通り、フィンランドのパスタル・イメージカラーはイエローとブルーです。

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ムーミンの切手もあるんですよ。
ちょうど一枚で日本に届けてもらえる価格の切手です。
ポストカードに貼っただけで一気にプリティになって、ご機嫌です♪

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ユヴァスキュラ <フィンランド・レポート22>
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フィンランドでは、大学も二つ訪れた。
まず、一つ目は中部ユヴァスキュラという町にあるユヴァスキュラ教育大学。
ユヴァスキュラは町そのものもアアルト作品に溢れ、また大学キャンパスに並ぶ校舎もほとんどがアアルト設計による・・・というアアルト・ファンには無視して通れない場所。(と云うか、かなり意識してしか近づけない場所ではあるが。ヘルシンキからも3、4時間はかかる。)

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大学キャンパスはゆったりとして、落ち着いた印象だ。
キャンパスが広すぎるせいか、学生達は大抵自転車で移動している。
大学の敷地内とは思えない手つかずの森のような部分があるのも、いかにもフィンランドらしい。
夏休み中というせいもあるのか、学生の数はまばら。
しかし、小脇には本を抱えていたり、カフェでも一人でノートを広げていたり・・・といかにもよく勉強していそうな学生(&先生)の姿が目立つ。

ここでは、宿もわざと、学生寮の一部屋を宿として貸し出してくれるところを選んでみた。勿論、キッチン付き。真っ白の清潔な部屋。そして普通のホテルよりずっと割安。
しかも、長期間になるほどお得になる。
ちゃんと、お茶の用意や、お鍋やアイロンまで用意されていて、なるほどこれならすぐに学生生活が始められそうといった感想を持つ。共同のサウナ室もある。

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この町で一番高い丘に登ってみた。
丘の林の中にはこんな馬?(木のツルか何かで作っている)がいたり・・・よく見てみると、丘はすっぽりがいろんなアート作品のギャラリーになっていた。(実は、丘のみならず、町中がパブリックアートに溢れていることに翌日気がつくのだが・・・)
そういったところもまた、大学の町らしい雰囲気を盛り上げている気がした。
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アカデミア書店+カフェ・アアルト <フィンランド・レポート23>
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アルヴァー・アアルト設計のアカデミア書店。
そして、その2Fのカフェ・アアルト。

アカデミア書店は、タンペレにもあったが、これはヘルシンキ店。
もしかしたら、フィンランドで一番大きい本屋さんなのかな?
トップライトが大胆にとられた吹き抜け空間が印象的。
本やステーショナリーの数も充実している。

2Fのカフェ・アアルトは、映画「かもめ食堂」でも
サチエさんとミドリさんが初めて遭った場所として登場する。
二人で、「ガッチャマン」を歌って、周りのフィン人に注目されるというシーン。




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han <フィンランド・レポート24>
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フィンランド語では、「彼」も「彼女」も「han」(正確にはaの上にドットが二つ。)で表すのだと云う。
男女平等の国であることは、女性の70%が仕事を持ち、それは同時に全労働の約半分を占めているというところにも表れているのかもしれない。
私自身、フィンランドを思い出す時に、重要なシーンでは、男性よりもむしろ女性の方が安易に思い出せる。しかも、いかにも格好いいキャリアウーマンだけが生き残るというイメージではなく、ごく普通のおばさんがすごく当たり前に職業婦人として活躍しているという印象なのだ。

建築家アルヴァー・アアルトは、生涯で二度(一度目は死別)結婚しているが、そのどちらもが同じ事務所で働く女性で、彼女達は、インテリアや家具の部門でアアルトに付随していない世界でも実力を発揮している。
どちらが上でも下でもない、しなやかに横に並ぶ・・・という考え方が、このアアルト自邸の洗面にも表れているのでは?と、私は密かに納得してしまった。


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量り売りセルフサービス <フィンランド・レポート25>
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これは、フィンランドのみならず、ヨーロッパ(以外でも?)ではおなじみの野菜、果物量り売り用計測機。
買いたいモノを買いたい分量だけ自分でこの機械に乗せて、それぞれについている番号のボタンを押すと、重さ分を換算したシールがピューっと出て来る。
その出て来たシールを直接品物にペタンと貼ってレジまで持っていく。
ほとんどのスーパーがこのシステム。
たまに、番号の代わりに、ボタンにバナナとかリンゴとかの絵が描いてあることもある。

簡単に云うと、値付けのセルフサービスってところかな。

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カレヴァ教会 <フィンランド・レポート26>
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タンペレにあるカレヴァ教会。
ライリ&レイマ・ピエティラ設計。1986年。

なかなかの迫力である。
中に入ると一層、空間のヴォリュームに圧倒される。
近代に造られた教会としては、本格的なスケール感。
それでも、大味にならず、カーテンのヒダの裂け目のようなスリットからの光の差し込みが時間や経過や空の様子に刻一刻と影響を受けるので、訪れる度に室内の印象が違うのかもしれないという気持ちにさせられる。
たとえば、冬の暗い朝などはもっともっと光のストライプが劇的に見えたのかもしれないと想像してみたり。
パイプオルガンのデザインが美しい彫刻のように効果的にあしらわれている。
巧い。
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アアルトのアトリエ <フィンランド・レポート27>
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ヘルシンキにあるアアルトのアトリエ。
機能美の巨匠と云われたアアルトならではの、様々な作品のアイデアに満ちたアトリエ。
思考の変遷が見えて面白い。
今は、アアルト財団が所有している。
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ヘルシンキ中央駅 <フィンランド・レポート28>
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ヘルシンキ中央駅。

1914年。エリエル・サーリネン設計。
クラシカルだけど、決して保守的じゃない、立派だけど、大きすぎない、冷たすぎず、馴れ馴れしすぎず…私が好きな種類の駅である。
その駅に降り立ったこと、その駅から旅立つことに、ささやかなドラマを与えてくれる駅。
こんな駅はヨーロッパにだってそうそうない。
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ポルヴォー <フィンランド・レポート29>
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ガイドブックにはヘルシンキからの「エクスカーション」の場所として紹介されている。
ポルヴォー。

スウェーデン王エリクリンによって1346年に設立されたというフィンランドで2番目に古い町。
ポルヴォーとは、「川の要塞」という意味を持つ名らしいが、実際に11世紀に木造の要塞が造られたこともあるという。しかし、16世紀に壊されてしまう。戦争や火災のダメージにも幾度か遭ったようだが、それでもフィンランドの中では、古い町の空気を残す雰囲気のいい町である。 

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特に川沿いに並ぶ赤い家が観光名所にもなっているようである、昔は船でアポローチしたらしい。(ズームで撮ったためピントがかなり怪しくて失礼、、、)
宿泊施設はないと聞いたが、ほっとできるやさしい町並みを歩いていると一泊くらいしてみたかったなという気分にさせられる。
足で歩くだけで充分な小さな町だけれど、表情豊かで石畳の路地を気まぐれに散歩するだけでも楽しい。

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家庭的な感じのカフェやレストランなどもいくつかあり、ヘルシンキから車で片道1時間弱で小旅行の気分が味わえておすすめである。
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時計 <フィンランド・レポート30>
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国立博物館の中にあった時計。
「大成功!」と思った作者を想像すると面白い。


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ホーリー・クロス・チャーチ <フィンランド・レポート31>
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ホーリー・クロス・チャーチ。1967年設立。
日本語で云うと、聖十字教会・・・かな。
建築家の名前はなんと!ペッカ・ピッカネン(笑)←人の名前で笑うな。


フィンランドの教会のデザインの多様さには驚くばかりだ。
ここの教会は、直線を巧みに操り、しかも大味ではない。細かな配慮と豊かな植物が、聖なる空間を演出している。特にこのアプローチにはホレボレ見とれてしまった。
(写真では、云ってる意味がよく解らないでしょうけど。)
建築家安藤忠雄氏が教会を作るとき。この教会を参考にしたという話も聞く。そう云えばこの十字架の解釈は・・・。
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ピザ <フィンランド・レポート32>
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今回の旅行は、ユーロ高に泣かされた。
特に食費が高く感じた。
ミネラルウォーターのペットボトル(500ml)が、400円以上する時もあるくらい。

そんなわけで、貧乏人には夕食も恐ろしくて、テーブルクロス付きのレストランなどにはなかなか近づけない。
で、カジュアルな食事となると、フィンランドではイタリアンか、トルコ料理がポピュラーなようだ。しかも、娘がピザにはまって毎日ピザがいい、ピザがいいと云うので、値段のこともあってなんとなくふらふらとイタリア料理店かトルコ料理店に入ってしまうということが多かった。
そもそも、ピザというと、イタリアのイメージが強いが、実際はオスマントルコからイタリアに渡ってそれが定着したものらしい。

・・・と云うことで、これはトルコ料理店のピザ。
そして、これが普通サイズ。
こんなものを毎日のように食べていては、もうエライことになってしまう、、、
真ん中で膨れあがっているのが、有名なケバブ。(ケバブのピタサンドって感じかな・・・)いずれにしても、すごいヴォリューム、、、
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タンペレ <フィンランド・レポート33>
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フィンランド第2の都市タンペレ。
でも、「都市」というよりは、「町」と呼びたいヒューマンスケール。

これは市街を流れるタンメルコスキ川沿いの夕刻。
もしかしたら、もう8時を過ぎていたかもしれない。
まだまだ、こんな風に充分に明るく、昼下がりような雰囲気。

しかも、横から長く伸びる日差しが、こんなに長い時間町を照らす感覚は、私たちの国土では味わえない。
建物も人も横から照らすこの時刻は、女優のフェイスライトのように、何もかもを美しく引き立てる。(モロに見ると、結構眩しいんですけどね。)そして、こんな時刻にもかかわらず、人々は急ぎもせず川縁の芝生の上での〜んびり。
「日本にもこういう場所がほしいね」と娘がつぶやいていた。「フィンランドは、ちょっと腰掛けたい場所がいっぱいあるね」とも。云われてみれば、なんとなく感じていた「いい感じ」は実はそういうところからも来ているのかもしれない。
手前の木の根元の辺にいるのが、夫と娘。

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ムーミン谷 <フィンランド・レポート34>
3月うさぎ
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ナーンタリには、「ムーミンワールド」(ムーミンのテーマパーク)もあるようだが、私たちが行ったのは、タンペレの「ムーミン谷」。
図書館の中の常設展覧会場。でも、ここにはトーベ・ヤンソンの手描きの原画がいっぱいあるので、それが見たかった私(実は、以前にも一度巡回展で見たことはあるのですが、その時以来彼女の世界に魅せられて。。。)と娘はここで充分。
日本では、ムーミンはキャラクターの一つみたいな扱いですが、フィンランドでは決してそういう子どもが喜ぶものという存在にはなっていません。トーベ・ヤンソンの世界の登場人物(人ではないか・・・)として、それ以上でもそれ以下でもない感じで大事に保護されている感じがします。

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タンペレの市立図書館そのものも、先に紹介したカレヴァ教会を設計したフィンランドの人気アーキテクツ、ライリ&レイマ・ピエッティラがコンペで勝ち取った作品として有名。雷鳥をモチーフにしているとか。
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フィンランディア・ホール <フィンランド・レポート35>
3月うさぎ
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アアルトが設計したフィンランディア・ホール。
一度目は、ホールが閉まっていて内部の見学ができなかった。
なんとか、我々の滞在中にホールを見せてもらえないかと特別に頼んだら、旅の最終日に望みが叶った。しかも、その日はコンサートのリハーサルの日で、生の練習風景が直に見られて二重にラッキーだった。
素晴らしいホールである。正式なコンサートも一度くらい聴いてみたいという気持ちになった。壁面のブルーがアクセントになっている。

このおじさんは、私たちを案内してくれた人。
お世話になりました。


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