3月うさぎ

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壊れた橋<モロッコ・レポート51>
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前夜、夫がホテルからこの橋を眺めて心配していました。

どうもこの橋通行禁止になってるみたいなんだけど、明日はそっちの方向に行きたいんだよな〜と。

観察していると、みんな橋はあきらめて川に降りて渡っているようだ。
まあ、水もあんまりないからなんとか渡れるだろう・・

前から少年達がロバに乗って川を渡ってくる。
次は、私たちの番!

・・・勿論、大丈夫だったのですが、泥水かぶって車はますますワイルドに、、、
モロッコ旅行6
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弔いの石<モロッコ・レポート52>
3月うさぎ
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集落の周囲を歩いている時に、
夫が急に「この地面に石が刺さっているのは何だと思う?」
と言い出しました。

私は、侵入禁止のサインかな〜?とか思ったのですが、
それならこんな広範囲に渡るのはおかしい、入り口のところだけでいいだろう・・
と、すばやく却下・・・
それもそうだわな・・と思っていたら、
「もしかしたら、これは、お墓なんじゃないか?」ともう一度夫が言いました。

それは、私にとって衝撃の言葉でした。
単なる地面と石が、突然壮大な墓場に見えてきて言葉を失いました。
でも、一度そう見えると、絶対にそうだ!それしか考えられない!となぜか確信が持てました。

そんな理由でもないと、人はわざわざ石を地面に突き刺すように立てたりしない。
よく見ると、周囲の石より少し直線で成形されている。


死後は、自分が産まれ育った村の脇の土地のたった一つの石になる・・・
そんなシンプルな弔い方もあるのだな・・と。

石には何も刻まれてもいません。

石を立てた家族でさえもどの石か見失ってしまいそうな、
one of themに徹した墓石に逆に彼らのただ一つの石たれという哲学を感じました。


日本に帰ってから、ベルトルッチ監督の「シャルタリング・スカイ」を見直しました。
モロッコが舞台だったので。
その中で主人公の夫が、同じような場所に来て「見ろ、墓場だ。日付もない、名前もない、
ただの陶器のかけらだ」というシーンがありました。
私たちが見た墓場は石のかけらでしたが、同じように無数のかけらが地面に突き刺さっていました。。。









モロッコ旅行6
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アーモンド<モロッコ・レポート53>
3月うさぎ
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アイト・ベン・ハッドゥの宿から見えていたオールドカスバを見に行く。

カスバの中に入っていくと、女性たちが何やら作業している。
アーモンドの皮むきをしているのだ。

食べてみたら?と、いくつか手渡される。
塩味はついてないが、たしかにアーモンド。

自分たちで食べる分だろうか。
それともこれを加工して使うのだろうか。

モロッコではアーモンドをよく食べる。
そのままでも食べるが、料理に使うことも多い。
はちみつやオイルに混ぜて使うと香ばしい良い香りがする。


モロッコ旅行6
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石焼パン<モロッコ・レポート54>
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クサルの中をうろうろしていたら、このおばさんと目が遭った。
おいで、おいでと手招きされる。

中を覗くと、石の炉でざぶとんみたいに大きなパンを焼いている。
これも、食べてみる?とパンをちぎってくれる。
う〜ん、さすがに焼きたては美味しい。

しかし、この部屋は窓と言えばこの天窓だけ。
それで夏に炉を炊いてるわけだから、部屋の温度はかなり上がっている。

それでも、おばさん、暑くて大変!なんてこぼす様子はまったくなし。

それに、おばさん、こんなかわいいピンクのスリッパ履いてたのね☆



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水汲みボトル<モロッコ・レポート55>
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キッチンの片隅に置いてあった水汲みボトル。
やっぱりここも水道が通ってないのかな。。
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フランス人オーナー<モロッコ・レポート56>
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驚いた!

素朴な集落だと思い込んでいたら、カスバにカフェなどと書いてある。「P」の文字もある。
「P」って駐車場ってこと?

覗いてみると、なんとここはホテルだった。
よく見ると、外壁もかなり修復されている。
中は。それにも増して心地よさそうに丁寧に改装している。

フランス人の女性オーナーがわざわざ出て来て私たちに挨拶してくれる。
泊まり客でもないのに、丁寧に部屋の説明しながらホテル内を見せてくれた。
折角だから、何かドリンクでも飲んでいくことにする。
しぼりたてオレンジジュースに勝るものはないので、それを2つ注文したら、山盛りのスィーツも添えてくれていた。
・・オーナーのサービスかしら?

人里離れたこんな場所にホテルがあったなんて・・・
ネット社会だから成り立つのかな。。

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工事現場<モロッコ・レポート57>
3月うさぎ
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ホテルの2階では、客室を増設していた。

工事現場を見せてもらったら、とても親切にあれこれ説明してくれる。

赤い帽子の彼は、たぶん現場監督。
左官工事の職人さんもなかなか丁寧な仕事をしていた。

現場監督さんの労働時間が、朝6時から日没までだと言うので、そんなに働いたらお金がたまってたまって仕方がないでしょ?!とジョークを言ってみたら、
「モロッコではお金がたまるなんてことはありえないんだよ〜
でも、こんなに景色がきれいで、仕事があって、よく食べて、仲間に恵まれて・・それで僕たちは充分に幸せなんだ! 」って感じのすごく完璧な返答が返ってきた。
ごもっとも〜

いい顔してお仕事してるもんね。
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ヤシの柱<モロッコ・レポート58>
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このホテルで見つけたヤシの柱。
新鮮!
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アリババの店<モロッコ・レポート59>
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お隣の国モーリタニア出身のこの青い服の男性に誘われて
アンティークショップを覗いてみることになった。

「アリババの店にようこそ!」と言ったのが可笑しかった。
(微妙なニュアンスは判らなかったけれど・・)

彼はそんなにあくどい人には見えなかったし、値段もそこそこ適正な感じはしたので、
素焼きの水差しを2つと、ミントティのポット(いずれも14世紀のモノ。←ホントかどうかは信じるしかない)、それからアンティークネックレスを一つ購入。
しっかりここでも値切らせていただいたが、4つも買ってあげたんだから文句はないだろう。(←こっちの理屈かな?)

とにかくほとんど全ての買い物がそうだけど、プライスシールが貼ってあるわけでもないので、言われた価格(しかもアンティークなら尚更)が適正かどうかは信じるしかない!の世界。でも、ガイドブックにも必ず多めに言ってくるので、必ず値切ること!と書いてあるので、まず半分くらいに言って、最終的には2/3くらいのところで落とす・・という辺りで落ち着く・・といことがまあ、多いかな。。
でも単品ならまだやり易いけど、複数買うから、値引率を上げて!みたいな会話は、なかなか大変。向こうはいらないプレゼントをつけてくれようとするけど、こっちはプライスダウンの方が嬉しいとか、双方の事情があるので。
でもでも、けっこう折れずにやってると、相手も必死になってくるのでなかなか面白いものなのです。
何と言っても、こちらはどうしても買わなきゃならないモンなんて、そうはないからね〜。

そんなこんなのやり取りがあって、ついに商談成立!
そしたら、おじさんが最後にまたミントティを入れてくれた。
アリババ・ティです。
アラビアンな香り〜〜〜

やっぱりお土産は、
お土産やさんでどんどんカゴに入れていくより、
こうやって一つずつ格闘しながら?思い出付きで手に入れる方がずっと楽しい。
共通のプライスがついていない国であれば尚。




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アリババのラクダ<モロッコ・レポート60>
3月うさぎ
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アリババさんは4頭のラクダを飼っていました。

4頭のラクダにはすべて名前がついていました。
この白いラクダがサハラくんだったかな。
アマンデラちゃんっていう女の子もいました。
(他は忘れた)

アメリカに行ってる娘にメールでこのラクダの写真を送ったら、
白いラクダっているんだ〜!!しかも、ラクダが座っているとこ初めて見た!!
と、えらく喜んでました。
そういうとこに食いつくわけね、、

でも、この足の折り曲げ方、私もやけに気に入っています。
なんだかイスラムのお祈り座りに似ている気もする。。。
モロッコ旅行6
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