「おやすみ、クマちゃん」って知ってる?
かつてポーランドのTVで人気をはくしたキャラクター。
はちみつとアイスクリームが大好きな耳の折れたクマのぬいぐるみ。
クマのぬいぐるみが主人公というところは、「くまのプーさん」と設定が同じ。
このクマちゃんは、毎回眠る前にその日にあったことをいろいろと思い出し、その中から小さな教訓を見出して、ひとり納得しながら「おやすみ」と眠りに入るのだ。
たとえば、友人のなんでも知ったかぶりをしてかつ頑固なぶたくんは、そのことで結構みんなに迷惑をかけたり自分も辛い目にあったりもするのだけれど、そうするとクマちゃんは、「ほんとうに賢いひとは、自分がにかになにも知らないかを知っているひとなんだ」と哲学者みたいなことも言ってみたりもする。その感想がちょっぴり深かったりするあたりが、子どもにも大人にも支持される要因なのかもしれない。
あと、興味深かったのが、クマちゃんや仲間達がとってもおしゃれだってこと。
ふつう、こういうキャラクターたちは、いつも洋服はほとんど着替えないないのが普通なのに、クマちゃんたちは、毎回違う服を着ているし、着替えるシーンだって少なくない。
そして、それらの洋服はなかなかデザインが凝っているのだ。
洋服だけじゃなくて、お部屋のインテリアもマメに変わっている。
これは、娘の凪が先に気がついたことなのだけれど、カーテンや電気スタンドの傘、壁紙、そして、ベッドまでもが話ごとに変わっていたりもする。
そして、よ〜く観察していると、家の外観までがかなり違っていたりもする。
クマちゃんは、引っ越し魔なんだろうか?
クマちゃんの趣味は、模様替え?
ストーリー以外のところで、
こんな楽しみ方もある「おやすみ、クマちゃん」を是非ごらんになってください。
基本的には、子ども向きにつくられてはいますが、クマちゃんのかわいらしさ+小物使いの細やかさに注目すると、大人も決して飽きずに見られます。