ワルザザート郊外の宿、Dar Bladi。
アイト・ベン・ハッドゥの宿に続いて、カスバ再生ホテル第2弾!
古いカスバを、ほとんどいじらずホテルに仕立てているので、客室などは若干一人でいると怖いような感じもあったが、ルーフテラスはこのとおり、さいはて感漂う風景との一体感が逆に贅沢に思えて一目で気に入った。
同じ経営者がすぐそばにもう一つホテルをやっていて、そちらのホテルの方が道にも面していてプールやレストランもあり、一般的ウケもいいようで、そちらには何組か外国人客が来ているようだったが、こちらのカスバホテルは、アプローチも悪く素っ気なく見えるからか、今夜のお客は私たちだけのようだった。(もしかしたら、今夜だけではないのかも、、)
私たちは、このお気に入りのルーフテラスで夕食をとれるようにリクエストした。
料理は、この旅で初めて食べるクスクス。(やっぱり、アフリカに来てるんだもん、一度くらいは食べておかないと!)
これが大正解!
日本で食べるクスクスのようにパサパサしてなくて、それに野菜やお肉の汁がジューシーにしみ込んで、間違いなく生涯最高のクスクス!!
そして、とても真面目で親切だったホテルマネージャー氏は、この素敵なキャンドルのテーブルの他に、もう一つ私たちのためにとびきりのサプライズを用意してくれていた。
そのディナーは、なんと歌と踊り付きだったのだ!
(・・と言っても、パフォーマーはおじさん一人きりですが・・)
おじさんは、ベルベル人のフォークロアをテーブルの脇で聴かせてくれました。
素朴な歌声とマンドリンに似た弦楽器の演奏、そして、その歌にはなんと踊りまでついていた!
その踊りがなんともキュート!
体を左右にフフフフ・・と振るちょっとユーモラスでもあり可愛らしくもあり、
・・・私はもう心から楽しんでしまいました。
照度が足りなくて、今でも思い出すと胸がキュンとなるおじさんのキュートな踊りと演奏を写真に納められなくて本当に残念。
その分、忘れてしまわないように、帰ってからも何度もその姿を思い浮かべたりしています。。