夫が、週末、同窓会のために、実家(神奈川県)にもどった時に
義父の形見の囲碁セットを持ち帰ってきた。(・・たって、車だけど。)
碁盤は、義父への還暦と退職祝いを兼ねて、兄弟でお金を出し合って贈ったもの。
当時、京都は寺町の骨董品屋さんで買い求めたものです。たぶん、見る人が見たら褒めていただけるような風格の逸品。
私は、五目並べくらいしかできない無粋者ですが、将棋ならば囲碁の方がまだオセロ感覚で
いつかしかり腰を据えれば楽しむこともできるのではないかという可能性は感じます。
何より、美意識として、この白と黒だけで戦うという姿勢がなかなかいい。
ま、できないものが語っても何の深みもありませんが。。。
ご存知の方はご存知なのでしょうけど、(というより、一般常識なのかもしれないですけど、、、)碁石の黒は那智黒の石、白の方は白い貝なんですってね。
勿論、近頃はガラス玉の方が普通という時代に入っているようですが、我が家に今回持ち込まれた碁石は、眺めているだけでも美しい石と貝で作られた碁石です。
そして、碁盤のマスは、日本刀に墨をつけてさっと一振りで線を入れて行くらしいですね。
これにも、驚き。失敗したらどうするんだろう・・・なんて、拭いている姿を想像するのはいかにも素人。刀さばきの達人が気合いを入れてやるのだから、きっと一発でええい!と決めるのでしょう。そのお仕事振り、近くで拝見させていただきたい気もする。
・・・というわけで、仕事ばかりで囲碁をうってる時間もない夫と、そもそも囲碁のたしなみのない私と娘。その家にもらわれてきたこの値打ちモンの囲碁セット。
できれば、宝の持ち腐れってことには,したくないんですけどねえ、、、
そうそう。
もともと持ってた囲碁セットは手放すことに致します。
もし、ご希望のある方はご一報くださいませ。↓
knagasaka@leto.eonet.ne.jp