3月うさぎ

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ベルリン・フィル・ハーモニー<ベルリン・レポート11>
3月うさぎ

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ベルリン・フィル・ハーモニー

philharmonie

 

かのベルリン・フィル・ハーモニー楽団の本拠地でもある

このホール。

主たちは、コンサートツアーが開始したばっかりでお留守でしたが、

建築の内覧ツアーはあったので、中に入ることができました。

 

設計を仕事にしている夫は、

若い頃このホールの建築プランに魅せられたらしく、

彼にとっては、

ベルリン訪問=ベルリン・フィルを観に行ける!

だったようです。

 

ホールは、舞台を観客が取り囲むように作られている

度肝を抜く設計を考えたのは、

建築家ハンス・シャロウン。

 

ドイツ東西分断時代の最後に建てられたこのホールは、

この場所に建てられることに意味があったと説明してくださった

女性が語っていました。

西では、豊かな芸術が育っている。

世界に芸術が必要だ!

そのことを東にアピールすることが大事だったと。

 

実際、壁の崩壊のきっかけにもなったのが、

壁の近くで行われたデヴィッド・ボーイのコンサートがきっかけだったという話もある。

そのコンサートは、スピーカーを東に向けてとりわけ大音量を行ったと。

そして、その声が東側の人達を熱くしたのだと。

 

壁が崩壊したのは、ただその時を待っていただけでなく

こうした東西それぞれの人々の思いがあったことに気づける機会になりました。

 

 

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ドイツ旅行2
comments(2)
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日本の舞台って 対面という感じが多いですよね。
こういう設計のところでは どんな感じで聞こえてくるんでしょう。一度体験してみたいです。

さっちゃん : 2017/09/23 7:48 PM
さっちゃんへ

そういえば、日本の能舞台などは、取り囲み型ですよね。
こちらは、舞台の方が上にありますが、ベルリン・フィルは、舞台が一番谷底です。
演奏者としての感想はまた別かもしれませんが、一番の効果は、会場の一体感だと思います。
あとは、いろんなところにはねかえって音が自分にシャワーのように降り注ぐので、音楽を聴いているというより、音楽を体験しているという感覚になれます。
3月うさぎ : 2017/09/24 1:03 AM









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