「かもめ食堂」が、ようやく私の手元にやってきました。このとおり。
(hatanoさん、情報をどうもありがとう!!)
こんな感じの映画が見たい!という欲求をそのまま満たしてくれるような嬉しくなるような一作でした。
かつての「やっぱり猫が好き」の最強の三人組の復活。やっぱりいい味出してくれますよねえ。
いい具合に年齢を加えて一層。
サチエさんの魔法のおまじない付きのお料理はどれも美味しそうだったし、フィンランド語の「はい」の意味の「キュッラ」の返事がとてもいい感じ。「ありがとう」の「キートス」も。一度発音してみたくなる。
マサコさんもこんな人にそばにいてほしいと思う程、味わい深い人ですよね。彼女なら私も猫を預けてみたくなる。やっと見つかったかばんの中身が全部きのこだった・・・ってちょっとシュールなシーンが私のお気に入りです。
ミドリさんこと、片桐はいりさんは、私が東京(上北沢)に住んでいた頃たぶんご近所さんだったのだと思います。やたらとよく見かけましたもの。彼女背が高いし、あの風貌なのでとにかく風景から浮き立つようによく目立つのです。勿論相手は私を知りませんが、私はそれ以来なんとなく勝手に近しい気分でいます。
ヘルシンキには、あの食堂が本当にあるらしいですね。
実際の名前は「カハヴィラ・スオミ」というそうです。
現地の人たちは自分たちの国や文化のことを「スオミ」と呼びます。ここでは、おにぎりはないけれど、シナモンロールは実際のメニューにあるのだとか。コーヒーの味と共に試してみたいところです。
サチエさんとミドリさんが出会うあの本屋さんはアカデミア書店。
ガッチャマンの歌を歌うのは2Fのカフェ・アアルト。建物はアルヴァ・アアルトの設計なのだそうです。
マサコさんんが「森へ行ってきます。」と出かけたのは、ヌークシオ国立公園。
ヘルシンキで立ち寄りたい場所が増えました。
愛すべき「スオミ」との出会いも楽しみです。