我が家のインテリアの方針は、部屋によっておおまかにテーマ?が決められているのです。
2階の居間と3階の予備室は、シルクロードを意識して、アジアから中東を越えてヨーロッパに入る手前まで・・。その他のスペースは、ヨーロッパモノが多くなるもののあえてあまりこだわらず自然色に近い色合いとナチュラルな質感のもの・・というくらいのゆるいくくりでまとめています。
まあ、あまり気にせず好きなモノ・・というとだいたいそのあたりに集中するのですが。
もっともっとスッキリした〜い!という気持ちと、好きなモノに囲まれていたい!と思う欲求とがせめぎあっている感じ。
季節によって、気分によって、少し「和」を取り入れたり、北欧風インテリアにしたくなったり・・
よくあるのは海外旅行の後。ついつい訪れた国の空気感が忘れられず、しばらくマイブームが続いたりもします。
難しいのは、我が家は真ん中に階段を設えた3階までがウォールレス(部屋にしきりの壁がない)のプランなので、3階まですべて空気はつながっている状態。つまり、いろんな情報がいっぺんに目に入ってくる。床面積に少ないのに、空間だけはたっぷりしていると言えばいいのか・・。
ちなみに設計した夫は「縦(たて)のワンルーム」と呼んでいます。
そしてそれぞれの場所の空気感がちぐはぐにならないように制御するのが、上級の住み手(望みとしては!)としては技のいるところ。
前置きが長くなりましたが、そういうわけで、一枚のラグを買うにも一応そのもの自体がいいかどうかだけじゃなくて、全体方針に合っているかを考えなくてはならないのです。
(っていうか、そういうこと考えるのが好きなだけなのだけれど・・)
一つ前のアフガニスタン・キリムを買うにあたっては、先に壁をかざっていたこのタイの少数民族のモンキーダンスを踊る時の衣装がベースにあります。(細工がきれいでしょ。もし、家が火事になってもこれは持ち出したい!と思っているお気に入りの一品。)
そうそう・・・少数民族のクラフトってなんか惹かれるんですよね・・
時代とか流行とか普遍的な何かが一緒に織り込まれているので
飽きる事がないのです。