モロッコでは2度レンタカーを借りました。
普段ペーヴされた風景を見慣れている私たちに、アトラスを越えた向こうの、荒々しい地球の表面がそのものが現れた風景の中を走るという体験はとてもとても刺激的なものでした。
時には、地球というよりは、火星と言ってもおかしくないような風景まであり。
とにかく自家用車がまだまだ普通に普及しているよいう感じではないので、
二人だけでエンジン吹かしていては申し訳ないような気持ちにもなってきます。
(バスのみならずタクシーも乗り合いの国ですから)
そんなわけで私たちの車も2度程地元の人を乗せてあげたり・・なんてことも。
(そのうち一つのエピソードは既に書きましたよね。
ガイドブックには、モロッコでレンタカーを借りる人は車が故障したら自分で直せる人に限る・・と書かれていて、もし人里離れた場所でそんな事態が起こったら・・とちょっぴり心配もしましたが・・・
一つ前の記事でも書いたとおり、モロッコの国を旅していると、モロッコ人がなんだか頼れる人たちであることに安心感を覚えるようになってきて、
もし、車が壊れても、きっと彼らが何人も寄って車を引っぱってくれるんじゃないか、と思えるようになるのです。
そんな人が大勢の中にはいるだろう・・じゃなくって、向こうから歩いてくる彼がきっと助けてくれる!みたいな確信めいたものが持てるようになっていたのは、自分でも不思議な気がしました。
日本人だって、親切には親切だけど、どこかトラブルには関わらないでいたいというところはありますよね。トラブル解除はすべて業者任せ、システム任せみたいな。
でも、モロッコは社会が不完全な分、人と人は助け合うものみたいな鉄則があるのかな?と思う程、人の悩みに心底力になろうとしてくれる温かさがあります。
これについては、幸運なことに車が故障することもなかったので、確かめることはできなかったのですけどね。
点と点を結ぶ旅なら、相乗りタクシーで充分だろうけど、
集落を巡りたい私たちにとってはやはり自力で動けるレンタカーは頼もしい味方でした。
モロッコでは、日本のmitsubishi車、なかなか検討していましたよ〜。
(なぜかmitsubishiのスペルを間違えていることも、、)