さてさて、準備に追われておりました「精華町の家」も
ようやく竣工!
昨日は、お披露目のオープンハウスで、
またまた不便な場所にもかかわらず、沢山の人に来て頂き感謝感謝の一日でした。
増築部分の応接室で、来訪の子どもさんたちが、「マルマルモリモリ」を踊ってくれたり、
テラスデッキのベンチでみんながくつろいでくれたり・・
今回部分的に家具が入っていることもあり、より「住まい」として演出されていたからか、
見学者の皆さんもより友人のお宅に遊びに来ているようなリラックスした気分になってくれたのかもしれません。
この家は、平凡な中古住宅の改修として依頼されたお仕事でしたが、
設計を進めるあいだに、メリハリなく全体的にお金を注ぐのは止めにして、
最低限の手入れで留めておく場所と、人を招いたり暮らしに「FUN」を持ち込んだりできる場所を明確にコントラストをつけよう!という話に変わっていきました。
その結果、改修だけではなく、一部増築部分も出ましたが、そのおかげでより豊かな住まいに生まれ変わることが出来たと自負しています。
オープンハウスが終了して、建主さんへの引き渡しの時、建主のご主人が「あ〜、これで家に帰って来る楽しみができた!!」と言ってくださったのが何より嬉しかったです。
私達にとっても、住まいとは、雨露しのげて衣食住が満たされれば一応ひとまずの目的は果たされたことになりますが、必要条件プラスαのところが実はとても重要だということに、あらためて考えさせられた物件でもあったような気がしています。