最近、いろんな収納術や片付け術がクローズアップされているらしい。
特にやましたひでこさんの「断捨離」はインパクトが強いようで、
友人達との会話の中にも度々現れる。
きっぱりとして力強い響きでニュアンスは解るが、知ってるつもりもよくないので読んでみることにする。(amazonの古本だと0円+送料。これはありがたい。しかし、考えようによっては「断捨離」の逆を行ってしまう、、我が家にとって本は一番「断捨離」しにくいアイテム。)
設計の仕事をしているため、私も片付けや収納についてはなにかと相談される事も多い。
でも、だからと言って私は大丈夫!ということでもなくって、残念ながら、増え続けるモノたちとの葛藤は常につきない。
ただ、私も掃除は特に好きではないが、散らかっているのも落ち着かないので、
自分や家族が心地よく暮らせる空間でありたい!という一心で、そこそこの状態はキープしている。・・・つもり。
モノを支配するのはこちらで、モノに支配されないように・・と気をつけてはいる。
「断捨離」のやましたひでこさんとは、自分とモノとの関係を考えるという点で特に共感できた。「断捨離」の教え↓
モノは、使ってこそ
モノは、今、この時に、必要とされるところへ
モノは、あるべきところにあって、美しい。
また、捨てない損ということにも大きくうなづく。
勿体ナイ!とモノをためこんで埃がかぶってて、実はスペースを損しているという感覚が、最近の日本人には欠けていると実感するすることが多い。
ただ・・・このあいだ年上の友人と「断捨離」の話になった時に、
「老前整理」って言葉知ってる?と聞かれた。
私にとっては初めての言葉だったのだけど、ようするに老人になってしまうと、
モノへの執着も強くなるし、いさぎよく捨てることもなかなか出来ない。つまり整理する気力も体力もなくなってしまうので、大規模な整理は老年になる前に・・ということらしい。
それに、普段着物は着なくても持ってはいる、トルコ石のネックレスも持ってはいる・・と思えることは安心、そして余裕にもなるのだと。
・・・なるほど。それはそれで人間の心理(真理?)という気もする。
整理一つでも、年齢や性格や環境そして人生観みたいなものまで全部リンクしてくるから、やっぱり自分が自分の方法で自分のタイミングで決行するしかやりようはないのだと思う。
モノと私、私とモノ・・・時々対峙してみること。
生涯の友になるか、ここで別れておいた方がお互いのためか・・・
(相手が多いだけに大変そう☆)
その時頭に「断捨離」のキーワードを忘れずに・・・ということなのだろう。