以前、淡路島の農家のリフォームを依頼して頂いたお施主さんは、
ご夫婦共に陶芸家でした。
奥様の牛尾範子さんがこの秋芦屋川で個展を開かれたので,
久しぶりにいそいそとご本人と新作に会いに行ってきました。
いつのまにか子どもさんも二人に増えて、その二人(2boys)が保育園に行っている隙?に、
せっせと作り溜められた陶器たちです。
その時間はかなり貴重でパキパキ働かないとすぐにお迎えタイムがやってきてしまうので、
お茶を飲んで一服・・という余裕もないと話しておられました。
そんな格闘の末生まれた作品たちとはとても思えない程
牛尾さんの作品には静かな佇まいがある。
肌に風合いがあり、和にも洋にも馴染むし、ただ置いているだけでもそこにとってもいい空気感を醸し出してくれる。
エッジが立っていて、けっしてあまくなく、けれど冷たくなりすぎず・・・
出すぎず、ひっこみすぎず、裏切らない存在感が気に入っています。
どれもこれも欲しくなって困りましたが、今回の個展では、この蓋付き容器(+α)を我がコレクションに加わりました。
何を入れようか、考えるのも楽しみです。
奥の水差しは、前回の個展で手に入れたもの。