改装も最低限。
もともとの部屋を活かしながら水回りだけ加えてみました・・・
という感じ。
それがかえって、心地よかったです。
柱を上手に取り入れたカウンターも◎
改装も最低限。
もともとの部屋を活かしながら水回りだけ加えてみました・・・
という感じ。
それがかえって、心地よかったです。
柱を上手に取り入れたカウンターも◎
カルマムイジャ/Karmamuiza
は、本当に美しい田舎。
そこのカントリーホテルに泊まりました。
1840年に建てられたここの領主の屋敷をそのままにゲストルームにしている長閑な宿です。
ちょうど今、設計の仕事で、終の住処になるかもしれない老人施設や医療施設の依頼が来ているところなので、
設計者である夫にとっては、佳きイメージトレーニングとなったようでした。
実際は、はるか彼方まで美しい緑が続き、ずっとでも座っていられそうな椅子が用意され、
少し離れたところにはサウナ小屋もあり。。
こんな場所で人生の最後の時間を過ごせたらいいな、と思わせてもらえるような。
5つ星ホテルとは違う価値観で、とても贅沢な時間が過ごせました。
ツェーシス辺りは、田舎だけど、
ポツリポツリと面白い場所がある。
ここはアーライシ湖上の要塞。
9世紀にラトガレ人によって作られた木造の要塞を
復元したもの。
今は、静かな静かな場所。
設計のヒントとして、
水辺の風景が見たい!と夫は、
繰り返し、湖や海にアプローチしたがりました。
が、水辺は誰かのプライベートゾーンとして囲い込まれていることが
多くて、なかなか安易には近寄れません。
ここなら大丈夫かな?と思ってウロウロしていると、
近づいてきた男性に
「何をしているの?」と声をかけられました。
「ここは、僕の家の敷地内なんだけど」
、、、え??!
でも、事情を説明すると、親切にもその男性は彼の「水辺」へ案内してくれました。
「この辺りの水辺はほとんどリッチピープルのものなのさ」
ですと。
ラトビアですら、そうなんですね、、、
ここは、もともと彼のおじいちゃんの家だったらしい。
その敷地内に彼も新しい家を建築家に頼んで建てるのだ!と嬉しそうに話してくれた。
右のこの背の高い方の男性がこの場所のオーナーさん。(左は夫)
加工した木材などを扱う仕事をしているとのことで、
このデッキ材も彼の会社の製品なのだと話していた。
なるほど!
こんな美しい風景を独り占めできるなんて羨ましすぎる!!
町と町のあいだは、日本みたいに家がつながっていなくて、
こんな風に何にもありませ〜ん!みたいな土地が続くことが多い。
それでも、最低限バスは通っていて、
町でもないのに、ポツンとバス停だけあることもしばしば。
で、ここで降りて、どこに行くんだろう・・・
探せど家もなし。
謎。
もともとは、リトアニアとの貿易の中継地として栄えたという
バウスカ/Bauskaだが、今は、その勢いは感じられない。
川沿いのこの工場も、
今はもう稼働してしていないように見える。
でも、観光地でない街を見ておくことも、
その国を正しく知るには必要なこと。
バウスカ/Bauskaは超田舎でしたが、
バウスカでの宿Rozmalasは、モダンな木造。
部屋の中は、メゾネットで、お風呂は石造り・・
というなかなか楽しいホテルでした。
窓の外には、風車。
部屋の番号は、粉引小屋にちなんでkg表示。
鍵には粉袋がついていました♪
バルト3国、
エストニア→ラトビア→リトアニアと
順調に旅の日程を消化。
ここからまた違うルートで、
ラトビア→エストニアを廻ります。
青い看板のところから、再びラトビア入りです。
風景は特に変わらず。。
3日間一緒に旅した義妹フミコちゃんと、
ヴィリニュス空港でお別れ。
会いに来てくれてありがとう!
短かったけど、楽しかったね。
ところが、バイバイ言って市内を抜けたところで
彼女から携帯に電話が!!!
なんと!
私が彼女のパスポートを持っているという、、
ホテルで見せた時、私が一緒にフロントから引き上げたのを
双方すっかり忘れていた。
慌てて空港に戻って、なんとか出発には間に合ったけど、
ゾっとさせてごめんよう、、
それにしても、こういう時はこぶりの空港が有り難いね。
写真は、森林の中の散歩道。
木彫がポツリ、ポツリと配されています。
奥に入り込むと、いろんな種類の野生動物に出逢えるらしい。
街角のバイオリニスト。
堂々とした演奏でした。(この小顔っぷりもスゴイ!)
ただ、本当に子どもなので、生活費稼ぎではないといいなー、、
と思ってしまいました。
大学構内で、
2組のウェディングカップルを見かけました。
ここは、チャペル。
パイプオルガンの演奏。
そして、歌は女性のソロ。
外にいたもう一組のカップル。
花嫁は白いスニーカーを履いて、
楽しそうに躍っていました。
卒業生なのかしら??
特に、注目するほどの敷石ではないのかもしれないけれど、、
なんとなく気になってしまった。
よく見ていると、
色も形も
あまり法則がはっきりしていない。
それでも、きっちりと敷き詰められているのが、
気持ちいい。
こういう石をずっと並べていくような作業、
たまにはやってみたいな〜!って思ってみたり。。
コーナーホテル/Corner Hotel。
その名のとおり、街の街区のコーナーにあるホテル。
モダンで、カジュアル。そしてリーズナブルな宿なので
若者に人気ありそう。
リトアニアの首都ヴィリニュスでの夕食は、
久しぶりに少し洗練されたビストロ風レストランで
いただくことに決めました。
ヴィリニュスの街中、
いわゆる迷路ゾーンと呼ばれる界隈です。
パリの左岸にでもありそうな、
スノッブな空気感のある、
それでも味にもプライドのあるお店だということは、
なぜかドアを開ける前から確信がありました。
そして、最近こういう予感は、
絶対に外さないのです。ワタシ。
レストランの本棚には、村上春樹の翻訳本も並んでいました。
「1Q84」
「海辺のカフカ」
そして、
「羊をめぐる冒険」
リトアニアにまでハルキストはいました!
お城の近くのエリアには、
散歩にぴったりな小路が続いている。
ここは、リテラトゥ通り/Literatu。
歴史的にも、
ドイツナチスの占領下でゲットーになったり、
ポーランド支配時代があったり、
独立宣言の舞台になったり・・・
リトアニアのエスサレムと呼ばれる場所もこの近くだ。
可愛らしく見えるこんな壁面ギャラリーにも、
実は深い意味が込められているのだろう。
バルト3国、
三つめの首都ヴィリニュス/Vilniusです。
都市というよりは、街という表現の方が合ってる。
ヒューマンなスケール感がなんとも言えない。
グリットの崩れた小路が連続する町並みは、
徒歩だけでほとんどことが足りる。
先が読めない道の散歩はとても楽しい。
ゆっくり覗いてみたい雰囲気のあるお店もぱらぱら。
やっぱり、3国とも訪れてよかったと思っている私がいる。
バルト三国では、どこでも、水が近いとなると、水辺の風景を求めて
何度も水際へ立ち寄りました。
ここは、海ではなく湖です。
でも、海も湖も判らないほど、いつも水面は静かで、波一つ見たことがありません。
バルト三国は、水まで穏やかです。
カウナスの昼食は、
パン屋さんの店先で食べました。
手作りのパンは、すべて量り売り。
コーヒーも、ブラック、カフェラテ・カプチーノと
3種類も注文してしまったので、
一人しかいない店員さんを手間取らせてしまいました。
ごめんなさ〜い。
カウナス/Kaunas
に到着しました。
リトアニアの現在の首都はヴィリニュスですが、
ポーランド占領時代は、この街が首都だったことがあるのだそうです。
日本人にとっては、日本のシンドラー、杉原千畝が滞在した街として
知られています。